新型コロナウイルス感染症で4月下旬に死亡した埼玉県所沢市の80代男性が、症状を訴えながらPCR検査を受けられず容体が悪化していたことが1日、県関係者への取材で分かった。かかりつけの医師が検査は不要と判断。悪化後に救急搬送された病院で感染が判明し、入院したが回復せず死亡したという。

 県関係者らによると、男性は4月9日から発熱などがあり、同10日に地元の病院を受診。医師が不要と判断したためPCR検査を受けられず、自宅にとどまった。

 その後症状が悪化。救急搬送され、13日にPCR検査の結果、15日に感染が判明。翌16日、症状がさらに重くなり27日に死亡した。