新型コロナウイルス感染拡大を巡り、全国の消防本部で4月、発熱などの症状がある救急患者の搬送先が決まらず「たらい回し」となった事案が、前年同期比で5倍以上になっていたことが2日、共同通信の調査で分かった。増加は19本部。医療機関が受け入れを断る理由は「患者に感染の疑いがある」が最多。症状にかかわらず全ての救急患者の受け入れを停止している病院も複数あった。

 総務省が全ての症状の救急患者について実施した全国集計では、4月下旬の「たらい回し」は前年同期のほぼ2倍。医療機関は院内感染への警戒を強めており、発熱などがある患者はさらに円滑な治療を受けづらくなっている。