東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た福島県7市町村の1歳児の甲状腺被ばく線量は、市町村別で平均1.2〜15ミリシーベルトにとどまるとの研究結果を国際医療福祉大(栃木県)などのチームが5日までに英科学誌電子版に発表した。国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)が2013年に報告した15〜83ミリシーベルトより大幅に低くなった。

 チーム代表の鈴木元・同大教授(放射線疫学)は「50ミリシーベルト以下は健康影響が出ることはほとんどなく、がんのリスクを心配する線量ではない」としている。UNSCEAR報告は、精度が不十分な面があったという。