宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームは、小惑星りゅうぐうが過去の一時期、現在よりも太陽に近い軌道を回っていたとみられることが探査機はやぶさ2の観測で判明したと8日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 表面の岩石や土は800万〜30万年前ごろに強い太陽光を浴び、変性したとみられる。りゅうぐうは現在は地球と火星の軌道の近くで太陽の周りを周回しているが、この期間はもっと太陽の近くを回っていたらしい。地球より近くを回っていた可能性もあるという。

 チームの諸田智克・東大准教授は「(より大きな)惑星の重力の影響で軌道が変わった可能性がある」と話している。