塩野義製薬は8日、新型コロナウイルスのワクチンを2021年秋にも発売することを目指すと明らかにした。年内に臨床試験を始める方向で厚生労働省などと協議している。1千万人規模の提供に対応できる生産体制の構築も検討する。

 ワクチンは塩野義と、バイオ医薬品を手掛ける子会社のUMNファーマ(秋田市)、国立感染症研究所で開発を進める。臨床試験の結果を待たずに生産体制を検討するのは異例だが、少しでも迅速に提供するには必要と判断した。

 新型コロナのワクチンを巡っては米製薬大手ファイザーが既に臨床試験を始めた。大阪大発ベンチャーのアンジェスは動物実験を進めている。