政府は新型コロナウイルス感染症拡大を受け、重要な医薬品や医療機器の国産化を推進する方針を固めた。ワクチンや治療薬、人工呼吸器などのサプライチェーン(原材料・部品の調達・供給網)を調べ、必要に応じ戦略物資と位置付けて輸出も制限する。医療用マスクや防護服の備蓄も強化する。政府関係者が8日、明らかにした。国家安全保障局経済班が取りまとめる経済安全保障の新戦略に盛り込む見通しだ。

 感染拡大で、人工呼吸器や医療用マスクなどの需要が急増、奪い合いや輸出制限による囲い込みが表面化。政府は中国への警戒を高め、安全保障の観点から将来的な感染症に備える必要ありと判断した。