国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は26日、西アフリカ・マリ中部で主に牧畜を営むフラニ人と農民主体のドゴン人の衝突が激化し、1月以降、住民580人以上が死亡したと発表した。イスラム過激派も活動し、治安が悪化しているとしている。

 フラニ人とドゴン人は長年この地域で暮らしてきたが、土地や水の利用を巡り対立。フラニ人の武装勢力が210人、ドゴン人の武装勢力が少なくとも82人の住民を殺害した。

 北部で台頭し国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力が、中部でも影響力を拡大した。