【ワシントン共同】米連邦最高裁は29日、人工妊娠中絶を大幅に規制する南部ルイジアナ州法を認めず無効とする判決を言い渡した。妊娠中絶を合憲とした1973年の最高裁判決に反するとみなした。中絶の権利を巡って米世論は二分しており、反対派の保守層を支持基盤とするトランプ政権は反発した。

 トランプ大統領は妊娠中絶の規制強化を掲げ、就任以降は保守色の強い最高裁判事2人を指名した。今回は保守派5人対リベラル派4人の構成になった最高裁で示される中絶に関する重大な判断として注目されていた。

 保守派のロバーツ長官が、リベラル派4人と共にルイジアナ州法を認めない判断に回った。