徳島県立中央病院(徳島市)は30日、70代男性患者のコンピューター断層撮影(CT)検査の報告書に肺がんの疑いがあると記載されていたのに主治医が見落とし、治療が1年遅れたと発表した。男性は脳への転移が判明し、現在治療中。

 男性は昨年6月、大動脈瘤の治療のため手術を受けた。その後にCT検査の診断を担当した医師が、肺にがんの疑いがある影が映っていることに気づき、電子カルテで報告。しかし主治医は指摘を見落とした。今年6月、術後1年の経過観察で判明し、病院側は男性に謝罪した。主治医は「(報告書を)見たかどうか覚えていない」としている。