【キーウ共同】ウクライナ東部ハリコフ州北部に対するロシア軍の地上侵攻で、シネグボフ州知事は12日、国境周辺から4千人以上が避難したと明らかにした。12日も激しい戦闘が続いており、ウクライナ軍は部隊を増派。米シンクタンク、戦争研究所は侵攻規模は限定的だとした上で、ウクライナ軍を同州防衛に当たらせて他の前線に展開する兵力を分散させるのがロシアの狙いだとする報告書を公表した。

 シネグボフ氏らによると、国境から約6キロのボウチャンスク方面では11日、滑空爆弾による攻撃が20回以上あり民間人2人が死亡した。12日も砲撃が続き、死傷者が出た。