1〜3月に自宅で死亡した1人暮らしの人が全国で計2万1716人(暫定値)確認され、うち65歳以上の高齢者が1万7034人と8割近くを占めたことが14日、警察庁への取材で分かった。政府は「孤独死・孤立死」の実態把握を進めており、同庁が初めて集計した。年間約6万8千人の高齢者が独居状態で死亡していると推計される。

 警察庁は今後も集計を継続する考えで、政府は孤独・孤立対策の議論に活用する。

 警察庁によると、1〜3月の年齢層別で最も多かったのは、85歳以上の4922人。75〜79歳が3480人、80〜84歳が3348人、70〜74歳が3204人、65〜69歳が2080人と続いた。