【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、欧州メディアのインタビューで、フランスのマクロン大統領が呼びかけたパリ五輪期間中の休戦に対し、ロシアに軍隊などを移動させる時間を与え「ロシアを利する」だけだとして、拒否する考えを示した。

 ゼレンスキー氏はマクロン氏に対し、休戦期間を利用してロシア軍がウクライナ領内に進軍しないことを「誰が保証するのか」という懸念を伝えたと明らかにした。「ロシアのプーチン大統領を信用していない」と強調し「敵の術中にはまるような停戦には反対だ」と訴えたという。

 マクロン氏はパリで開催される五輪期間中、全世界で戦闘停止を求めることを提案している。