障害ある子、スポーツ楽しめる環境に 滋賀で取り組み進む

障害ある子、スポーツ楽しめる環境に 滋賀で取り組み進む

 障害のある子どもたちが、地域でスポーツを楽しめる環境づくりが進みつつある。日常生活の中で体を動かす機会を増やし、地域の人たちとの交流も図る試みだ。県内での取り組みを取材した。

 7月下旬。草津市笠山8丁目の県立障害者福祉センターのアリーナに、隣接する草津養護学校高等部の生徒9人が集まってきた。2週間後に迫ったバスケットボールの交流大会に向け、練習に余念がない。

 「ゴールの真ん中を狙ってみて」「ナイスシュート!」。声を掛けるのは、立命館大体育会男子バスケットボール部の大学生3人だ。県の「パラスポーツチャレンジプロジェクト」の取り組みとして、本年度から生徒たちと交流している。

 試合形式の練習では、大学生の本格的なプレーを目にした生徒たちから「今のすごい!」と歓声が湧き起こる。同校3年の徳地?さん(18)=同市下笠町=は「お手本を見せてもらって、体で覚えやすかった。バスケが上達したと思う」と自信をのぞかせる。同大学3年の宮川航さん(20)=京都市右京区=は「成長がみられるとうれしいし、何より一緒にやるのが楽しい」と満面の笑みを浮かべた。

 2011年に施行されたスポーツ基本法では、障害者スポーツの推進がうたわれた。県はこれを受け、2年前から地域の総合型スポーツクラブに、障害のある子どもや大人がスポーツに親しめる教室開催を委託している。

 その一つ、高島市今津町のクラブ「TSC」のトランポリン教室は、市内の小学生〜高校生で定員の約10人が埋まった。クラブマネジャーの荒木陽平さん(32)は「楽しそうに笑顔で体を動かすのが印象的だった。来年以降も継続したい」と話す。

 今年は約10団体が取り組みに参加しており、県はさらなる拡大を目指す。県障害者スポーツ協会も、昨年初めて身体に障害がある小中学生のスポーツ活動の実態調査をし、地域での教室を予定している。県スポーツ課は「障害のある人のスポーツが当たり前だと思えるように、地域で理解が深まれば」と期待する。

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

京都新聞の他の記事もみる

関西の主要なニュース

滋賀のニュースランキング

ランキングの続きを見る

地域の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索