大津市民病院看護学校が募集停止へ 定員割れ続き

大津市民病院看護学校が募集停止へ 定員割れ続き

 地方独立行政法人・市立大津市民病院の付属看護専門学校(大津市石場)が、来年度の新入生募集を停止することが4日、分かった。近年、4年制看護系大学人気に押されて受験者が減少、定員割れが続く状況の改善は難しいと判断した。2019、20年度の募集停止も視野に検討している。

 閉校とするかどうかは、「現時点で未定」という。少なくとも、在校生116人が卒業する20年春までは運営を継続する。滋賀県内では、近江八幡市が市立看護専門学校を20年に閉校する方針を示している。

 大津市民病院付属看護専門学校は1953年開校、3年課程で正看護師を養成している。年間学費は30万円で、同種学校の中でも低い。県医療政策課によると、大津市に5校ある専門学校で唯一の公立という。

 市民病院によると、近年は京都などで新設された大学の看護系学科の人気が高く、同校の今春入学分の受験者は60人で、4年前(150人)の4割に減った。定員は40人だが合格辞退が相次ぎ、3年前から定員割れ。今春は31人だった。

 市民病院の経営管理課は「看護師志望者の大学志向は続くとみられ、法人として中長期的な視点で募集停止を決めた」とする。また学校運営では年間1億円程度の赤字で、大津市が負担金として補塡(ほてん)する状況が続いている、という。

 同学校の卒業生は、市民病院に例年看護師として15人ほどが就職し、採用枠の大半を埋めている。募集停止の影響が出る20年度以降は、大学などの卒業生の採用で他の病院と競合する形になる。同課は「給与水準などで遜色はなく、選んでもらえると思うが、影響は分からない」とする。

 県内外の他の病院に就職する卒業生も多いという。県看護協会によると、看護師は人材不足が続いており、「募集停止が各病院の人材確保に影響を与えるか、注視していきたい」としている。

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