京都の観光業界に新潮流 外資や異業種参入、キティも

京都の観光業界に新潮流 外資や異業種参入、キティも

 京都の観光スポットで、新たな切り口の土産物店や飲食店が生まれている。有名キャラクターの活用や異業種からの参入、外資系企業の進出が活発化。今までにない魅力を創出し、訪日外国人をはじめとした観光客の心をつかんでいる。

 京都をはじめ全国で和菓子店や和雑貨店など約150店を経営する寺子屋(京都市右京区)は近年、人気キャラクターのハローキティやスヌーピーを商品のデザインに取り入れた店舗を中京区の錦市場や東山区の二年坂などの観光名所に開設した。今春にはディズニーと契約し、来年の出店を計画する。

 海蔵講平社長は「自社で商品を企画、製造しているため、キャラクターをうまく活用できた。伝統工芸などの地場産業も商品に生かし、地域を活性化させたい」と意気込む。

 扇子の製造販売を手がける舞扇堂(伏見区)は2013年、クッキーとジャムを販売する店舗「maicoto(まいこと)」を東山区の祇園に開店した。看板商品は自社工房で焼き上げた「福々だるまくっきぃ」。かわいらしいだるまのデザインが人気を集めている。

 新規事業として菓子を取り扱い始めたのは07年から。maicotoのほかにもセレクトショップ「まるん」を市内5カ所に構える。扇子は秋冬の受注が少なく、売り上げが減少していたためだ。今や菓子販売は扇子と並ぶ事業に成長した。

 水上隆仁社長は「異業種から進出したため、自由に菓子店を設計できた。今後も『顧客を幸せにする』を理念に、扇子と菓子の両輪で経営し、本業の扇子もブランド化などで強化したい」と話す。

 米コーヒーチェーン、スターバックスの日本法人(東京都)は6月末、二年坂に築100年超の日本家屋を改装したカフェを開業した。貸主である地場タクシー大手の彌榮自動車(下京区)と二人三脚で設計や運営方法を詰め、畳の座敷でくつろげるなどユニークな造りにした。

 地域との共存にもこだわった。定番商品の持ち帰りコーヒーのごみを路上に捨てないよう、来店客に注意を促すほか、スタッフも定期的に近隣を掃除するようにした。

 出店にあたって協議した地元のまちづくり団体「古都に燃える会」の島田耕園会長は「歴史的な遺産を残すべく、地域と共に汗をかき、利益も上げてほしい」と期待している。

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