ペットも高齢化社会、増える老犬ホーム 業者ら協会設立

ペットも高齢化社会、増える老犬ホーム 業者ら協会設立

 飼えなくなった高齢ペットを預かる「老犬ホーム」の京都などの運営業者らがこのほど、全国組織「老犬ホーム協会」を設立した。飼育環境の共通基準を設けてサービスの質を保証するとともに、被災地で避難所に連れて行けなくなったペットの緊急受け入れ先として、行政との連携も目指す。

 医療環境やエサなどの向上によるペットの高齢化に伴い、介護や夜鳴きなどで飼い主の負担も増している。さらに、飼い主も高齢化し、入院や死亡などで飼い続けられなくなるケースも目立っている。

 そこで近年、預け先となる「老犬ホーム」が全国的に増え始めている。開設には第1種動物取扱業の届け出が必要だが、施設の飼育環境の詳細な基準はない。このため、民家やペットショップの一角でケージに入れておくだけなど、飼育環境の悪い施設も出始めており、業者内などから一定の基準作りを求める声が出ていた。

 今回、熊本県菊池市の老犬ホームが全国の施設に呼びかけ、京都や東京などの5施設が賛同し、協会を立ち上げた。協会加盟施設は▽1頭当たり飼養スペース1・6平方メートル以上▽健康状態に合わせた食事管理▽空調や防音施設整備▽職員1人に付き15頭以下▽飼い主への施設公開と面会対応−など共通基準を順守する。

 災害時に飼い主がペットを避難所に連れて行くのが困難なケースが多いため、協会加盟施設は一時的なペットの避難・保護施設として積極的に受け入も行う。

 協会としてホームページによる施設紹介や、加盟施設が経営破綻した場合に備え、預かり犬の飼育料も積み立てる。

 同協会の緒方心代表は「高齢ペットを手放す場合、里親を探してもなかなかみつからず、保健所での殺処分が後を絶たない。安心して預けられる選択肢として老犬ホームを広め、殺処分をなくしていきたい」としている。

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