大蛇と若衆乱舞 夜空焦がす炎の奇祭「守山の火まつり」

大蛇と若衆乱舞 夜空焦がす炎の奇祭「守山の火まつり」

 大蛇に見立てた巨大なたいまつを燃やして無病息災を祈る奇祭「火まつり」が12日、滋賀県守山市勝部1丁目の勝部神社と同市浮気町の住吉神社で営まれた。真っ赤な炎が夜空を焦がし、締め込み姿の若衆が勇壮に踊った。

 土御門天皇の病を治すために大蛇を焼き払ったという伝承に由来し、800年以上続く行事。たいまつは勝部神社が大蛇の胴体、住吉神社が頭部を表すとされ、ともに県無形民俗文化財に指定されている。

 勝部神社では長さ約5メートルのたいまつ12基が並べられ、午後8時55分ごろに一斉に点火された。パチパチと音を立てて燃えさかる炎の前で、肩を組んだ若衆約60人が「ゴーヨ、ヒョーヨ」(御悩平癒の意)と声を上げながら乱舞した。境内には多くの参拝者が詰めかけ、迫力ある光景に見入っていた。


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