東大寺二月堂(奈良市)の伝統行事「お水取り」のたいまつに使う竹を届ける恒例の「竹送り」が11日、京都府京田辺市普賢寺の観音寺一帯であった。市民有志らでつくる山城松明(たいまつ)講社のメンバーや近隣の小学生らが、付近の竹林から掘り起こした根付きの竹を、力を合わせて担いだ。

 古くから地域に伝わる行事。一時は途絶えたが、1978年に同講社が復活させた。参加者は長さ7メートルほどの真竹2本を、竹林から観音寺に運んだ。
 寺では事前に準備した6本と合わせて計8本を並べ、住職の三神栄弘さん(59)らが道中の安全を祈願。トラックに積み込み、奈良へ出発した。奈良市では、東大寺の転害門から担いだり、大八車に載せたりして二月堂へ運び入れた。
 普賢寺小5年の男子児童(11)は「二月堂のたいまつに竹が使われると思うと、誇らしい気持ちです」と話した。