滋賀県教育委員会は12日、県立の特別支援学校の生徒が昨年11月下旬、校外学習中に昼食を気管に詰まらせ、約20日後に低酸素脳症で死亡したと発表した。同校の校長は「食事の介助は適切に行ったが、教育活動の中で事故が起き本当に申し訳ない」と話した。

 県教委によると、生徒は重い知的障害があり肢体不自由。昨年11月29日午後0時15分ごろ、校外学習の途中に訪れた彦根市のレストランで、すりつぶしたジャガイモなどを気管に詰まらせた。対面で介助していた担任の30代の臨時講師が異変に気付き応急措置を施したが、心肺停止状態で搬送された。生徒はその後に蘇生したが、意識はそのまま戻らず、入院先の病院で12月18日に亡くなった。

 同校の説明では、生徒が食べやすい物を保護者に事前に確認して店に注文し、食事中の介助も通常通りに実施した。校長が事故直後に保護者に経緯を説明し、謝罪したという。

 校長は記者会見で「食事の介助に危険があることを念頭に置き、安心安全にできるよう取り組みを考えていきたい」と話した。県教委は給食実施校に食事介助の在り方を再確認するよう指導した。