京都市動物園(左京区)は13日、災害時に飼育動物が脱走する事態に備えた訓練に取り組んだ。シマウマが脱走したとの想定で、職員が捕獲や収容方法、来園者の避難誘導経路などを確認した。

 同園では年1回、動物脱走対応訓練を実施。昨年からは、来園者の安全確保手順の確認も行う目的で、開園時間中に行っている。
 この日の訓練では、地震で飼育室のガラスや柵が壊れ、シマウマ1頭が園路に脱走したと想定。シマウマの着ぐるみを着た職員が園内を逃げ回り、緊急事態の連絡を受けた職員約30人が捕獲用のネットを張り巡らせて、園外へ脱走しないよう防止措置をとった。
 その後、職員がじわじわとシマウマ役の職員との距離を縮め、吹き矢の麻酔で眠らせた後、刺股で捕獲。無事に飼育室まで運ばれると、見守っていた来園者から拍手が起きた。
 片山博昭園長は「日々の訓練の積み重ねが万が一の時に生きてくる。この経験を生かしてほしい」と話した。