京都市伏見区の伏見稲荷大社境内に、高齢者や車いす利用者用のエレベーターが設置され、関係者らが26日、同大社で完成を祝った。階段を使わずに、千本鳥居を通って奥社奉拝所まで参拝できるようになった。
 近年の参拝客の増加に伴い、高齢者や障害者らから千本鳥居や稲荷山を拝む奥社奉拝所への参詣を望む声が寄せられ、昨秋に工事に着手。エレベーター用の建物(高さ約9メートル)は本殿東側に新設され、定員15人で約5メートル昇降する。他にも境内の玉砂利を石畳にしたり、スロープを設けたりとバリアフリー化を進めた。
 この日、同大社役員や工事関係者らが本殿での式典後、乗り初めをした。中村陽宮司は「体の不自由な方もお参りできるよう考えた。立派なものができて感無量」と話した。
 4月1日から運用を始め、利用時間は午前9時〜午後3時(下りは午後4時)。高齢者と身体障害者用だが、利用対象は今後、柔軟に考えていくという。