京都市左京区の葵児童館などを拠点に、子どものおもちゃを無償で修理する「京都SKYおもちゃ病院」が設立10周年を迎え、これまでの活動の記録をまとめた冊子「はればれ10年」を作成した。活動の様子をおさめた写真や、会員から寄せられたメッセージなどを収録している。

 同団体は2010年4月に活動を始め、現在は60〜90代の18人が在籍。市内の児童館などで定期的に開院し、これまでに約4500点のおもちゃを治療してきた。

 冊子とは別に「おもちゃ修理カルテ集」も作った。ラジコンカーからぬいぐるみまで、イラスト付で故障原因や修理の過程、苦労した点などが事細かに書かれている。

 会員の水野泰一さん(70)=宇治市=が後で見返せるようにと個人的に記録していたものをまとめた。水野さんは「ページをめくれば喜ぶ子どもたちの顔が思い浮かぶ。私にとっての宝物だ」と笑顔で話した。

 活動は新型コロナウイルス感染拡大のために3月から休止していたが、7月は実施できるよう調整している。今後、後継者養成のために講座を開く予定もあるという。

 代表の泉谷隆信さん(71)=西京区=は「おもちゃ修理は生きがいになる。退職後何をしようか悩んでいる人がいたらおすすめしたい」と話した。問い合わせは泉谷代表、080(1478)9370。