本格的な秋が始まります。夏の紫外線による肌のダメージケアは万全ですか? 夏から秋への季節の変わり目は、肌の秋老け対策のためにインナーケアが大切です。

インナービューティー料理研究家の筆者が、肌のシミや乾燥対策におすすめの栄養素と食材をご紹介します。

■秋の肌レスキューのポイント3つ

(1)シミ対策

秋のはじまりは、残暑に受けた強い紫外線ダメージが肌に徐々に現れてくる頃です。シミやそばかすが増えたと感じませんか?

くっきりとしたシミができてしまう前に、美容液などの美白スキンケアに加えて、食材によるインナーケアを心がけることも大切です。

(2)乾燥対策

秋は、夏が戻ったかのような暑さや羽織りが必要なくらい涼しい日が交互にやってくるものです。空気中の湿度が急激に下がりはじめるので、夏と同じスキンケアでは肌の乾燥がすすんでしまうこともあります。

クリームなどのスキンケアに加え、乾燥対策をサポートする食材をとり入れることも大切です。

(3)新陳代謝・代謝アップ

真夏に受けた紫外線ダメージや急激な乾燥などにより、肌の角質層の新陳代謝(ターンオーバー)がうまくいかないことで肌トラブルが起こりがちです。

約28日間で行われるターンオーバーを正常に保つためには、水分や新しい細胞のもととなる良質なたんぱく質を不足させないことが大切です。十分な睡眠や正しいスキンケアも心がけてください。

(1)〜(3)のために必要な栄養素や食材を以下にご紹介します。

■秋の美肌作りをサポートする食材と栄養ポイント

ビタミンC

夏ダメージを秋食材でケア!シミ&乾燥対策におすすめの栄養

シミ対策には、なんといっても「ビタミンC」が大切です。コラーゲンの生成をサポートしたり、メラニン色素の沈着を防ぐ働きが期待できるため、シミやそばかす対策におすすめです。

ですが、ビタミンCは体内にとどまりにくい栄養素です。アルコールの代謝などでも消費されやすいです。旬のフルーツや野菜を積極的に摂り入れて、毎日補給するよう心がけましょう。

ビタミンCは果物全般に豊富ですが、これからの時期は柿やミカンに特に豊富に含まれています。旬のイモ類にも多く含まれていますよ。

カロテン・ビタミンA

「β-カロテン」は、体内で「ビタミンA」として働く栄養素です。肌の粘膜強化をサポートしたり、肌細胞を乾燥から守る働きが期待されています。

パプリカやカボチャなどの「赤」や「オレンジ」の食材に特に豊富に含まれています。脂溶性ビタミンのため、炒め物などの油調理をすれば身体への吸収率が高まります。レバーや卵にも多く含まれています。

タンパク質

魚介類や赤身肉などに豊富な「タンパク質」。私たちのエネルギー源や、新しい細胞のもとになる重要な栄養素です。

ダイエット中の方は摂取カロリーを減らすためにタンパク質も減らしがちですが、カロリー重視のダイエットは肌荒れやホルモンバランスの乱れにつながりかねません。

魚や肉はしっかり摂ることをおすすめします。卵や大豆製品にも多く含まれます。

ビタミンB群

「ビタミンB群」は豚肉や大豆製品などに豊富に含まれ、代謝アップに欠かせない栄養素です。余分な脂肪や糖質の代謝をサポートし、巡りの良い体作りや吹き出物などのトラブル知らずの肌作りに欠かせません。

疲労物質「乳酸」の代謝にもかかわるため、季節の変わり目のお疲れケアにも最適です。

栄養バランスが一番大切ですが、それに加え「今の自分の肌や身体には何が必要か」を見極めることで、食材を選んで味わう楽しみが加わります。スキンケアと食事によるインナーケアを同時に楽しみ、身体の中からキレイを磨きましょう!

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社
※藤原昌高/著(2010年)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店