秋の代表的食材でもある「栗」は、40代以降の女性にぴったりな栄養がつまっています。国際薬膳調理師の筆者が薬膳の目線で「栗の効能」についてご紹介します。

■肌の血色感アップ!?薬膳的「栗の効能」5つ

(1)エイジングケア

薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、「腎(じん)」という成長ホルモンを司る臓腑を労わることがエイジングケアにつながると考えます。

栗には、この腎の働きをアップする効果が期待できます。

(2)胃腸の働きアップ

胃腸系システムである「脾(ひ)」は、エネルギーを作り出したり肌や髪を健やかにする「血(けつ)」という物質や、身体にうるおいを与える「水(すい)」を作り出す製造工場です。この脾の調子が悪いと心身と肌のバランスを崩しやすくなってしまいます。

栗は、脾の働きをアップする効果も期待できます。なので、脾の調子を高める栗は日々食べたい食材の1つです。

(3)頭の働きが活発に

脳の活動を向上させる「健脳(けんのう)作用」という働きがあり、思考能力、感受性を豊かにするといわれています。

「仕事でアイデアを出したり事務作業をする」「プライベートで資格の勉強をして頭をよく使う」という方にこそおすすめの食材です。受験勉強などをされているお子さんにもいいですね!

(4)温め効果

薬膳の世界では、身体を「温める食材」「冷やす食材」「冷やしも温めもしない食材」というグループがありますが、栗は「温性(おんせい)」といって身体を温めるグループに属した食材です。

これからの季節は寒さゆえの不調を感じやすい季節ですので、温め食材の1つである栗は女性の味方です。

(5)血の巡り改善

「肌がくすみ、シミやそばかすが気になる」「肩こり、生理痛に悩む」という方は、血の巡りが悪くなっているかもしれません。血の巡りが悪くなる主な原因に、冷えやストレスが挙げられます。

身体を冷やさないことやストレス発散も大事ですが、血の巡りをスムーズにする食材をとり入れることも大切です。栗には、血の巡りをスムーズにする働きがあります。温めながら血を巡らせるので、特に生理前後におすすめです。

■甘栗をおやつにして日常にとり入れる

栗の効能はわかったけれどなかなか日常にとり入れることはむずかしいという方は、甘栗をおやつとしてとり入れてみましょう。

ちょっと小腹が空いたら、栗とほうじ茶でほっと一息ついてみてください。どちらも温め効果があるので、温活にもなります。

また、「栗のお茶」というのもありますので、見つけたらぜひ購入してみてください。お茶は手軽にとり入れやすいので、忙しい大人女性でも活用しやすいと思います。

旬の栗には大人女性に必要な栄養がギュッと詰まっているということがおわかりいただけたのではないでしょうか。栗を日々の生活にとり入れて、内側からエイジングケアをしていきましょう!

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

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