「薬膳」と聞くと手に入りにくい食材や生薬のイメージがあり、なかなか挑戦できない分野と思われる方も多いと思います。でも、実はそんなことはありません。スーパーにある食材のみで簡単に薬膳料理を作ることができます。

ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、鯖缶を使った簡単炊き込みご飯をご紹介します。自宅にある食材でパパっと作れますので、ぜひお試しください。

■「鯖」でお疲れ顔改善!?

つやプラ世代の皆様は、「肌の元気のなさ」や「身体が疲れやすい」といったお悩みがあるかと思います。実は、このお悩みにアプローチをしてくれるのが「鯖」なのです。

薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、肌にハリやツヤ感を与えたりトーンアップを叶えるためには「血(けつ)」という物質が必要だと考えます。また、疲れやだるさを感じる時には「気(き)」という生命エネルギーを補う必要があります。鯖には、この気と血を補う作用が期待できます。

鯖の薬膳的効能

血を補う:肌の血色感アップ、気持ちがゆらぎにくくなる

血の巡りを良くする:しみ・そばかす。くすみ肌改善に導く

気を補う:疲労回復、免疫力アップ

鯖は身体を温める性質なので、冷えやすい方にもおすすめです。

鯖の効能を知ると「鯖を食べてみよう」と思いませんか? しかし、生の鯖を日々食べることはむずかしいですよね。そんな方には、「鯖缶」がおすすめです。

■美肌に導く「鯖缶の炊き込みご飯」のレシピ

美肌に導く「鯖缶の炊き込みご飯」のレシピ

材料(2〜3人分)

・にんじん 1本

・鯖缶 1個

・たまねぎ 1/2個

・米 2号

・生姜 1かけ

・めんつゆ 大1/2(添加物が少ないものを)

・紫蘇 お好きな分

・油揚げ お好みで

作り方

(1)にんじんと生姜、油揚げ(湯通ししたもの)を千切りにし、たまねぎは薄切りにしましょう。

(2)研いだお米に鯖缶をほぐしながら入れ、(1)とめんつゆを混ぜ合わせて炊飯器のスイッチを入れます。

(3)出来上がったら、千切りにした紫蘇を好きなだけトッピングしていただいてください。

「鯖缶の炊き込みご飯」の薬膳ポイント

血の巡りを良くするたまねぎと鯖に、血を増やす効果が期待できるにんじんを加えたことで、美肌に導く組み合わせとなります。さらに巡りを促すために、生姜と紫蘇をたっぷりきかせました。血の巡りが悪くなるとくすみやクマが目立ちやすくなりますので、ぜひこの組み合わせを意識してみてください。

お米は気を補うので、疲労回復や冷え改善を狙ううえで欠かせない食材です。たくさん作って冷凍しておけば、忙しい時でもすぐに薬膳料理を食べることができます。

身体に良いことをしようと思うと少し背伸びをしたくなるものですが、背伸びをせず自分にできることから始めると身体や肌の変化を少しずつ感じられるはずです。ご紹介したレシピは、切って和えてスイッチを入れるだけです。ぜひ、作ってみてくださいね。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

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