給与の手取り収入が実はじわじわ減っている…!“貯め上手”さんの家計簿拝見! 「ずぼら”家計簿」のススメ(後編)



毎日、家事に育児に仕事に忙しくて、 家計簿なんてつけている時間はない!

でも、お金貯まってないな。どーしよう?

そんなあなたはずぼら家計簿を始めましょう!



家計管理レベルチェックと“ずぼらさん”のための家計管理法について学んだ前編に引き続き、後編では毎月7.5万円貯めているという、貯め上手さんの家計簿を拝見。

専門家からの「もっと貯まる」アドバイスも必見です(^^)



毎月7万5000円ためる!“貯め上手”さんの家計簿拝見!

家計簿を活用し、順調に貯められるようになったというみい子さんに、家計簿を見せてみらいました。家計管理法を拝見しつつ、よりよい家計にしていくためのアドバイスを八ツ井さんにもらいました!



登場してくれたのは▷みい子さん(仮名)



[仕事]IT企業勤務(現在、育児休業中)

[年齢]28歳

[家族]夫、長男(9カ月)



教えてくれたのは▷八ツ井慶子さん



家計コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、「生活マネー相談室」代表



実際に紙に書くほうが心のダメージが大きいんです

レタスクラブ付録「SNOOPY家計簿」を使って家計管理をしているというみい子さん。

「家計簿は、毎月変動のあるやりくり費を中心につけています。

やりくり費のほとんどをクレジットカードで払っているので、家計の『見える化』をしたくてつけるようになりました。





愛用している家計簿は費目が細かくなく、ざっくり分かれているので、ラクにつけられます」

みい子さんは、自分の月々のお小遣いは、やりくり費とは別に家計簿アプリを使っています。

しかし、使い過ぎたり、よけいなものを買ったりしたときは、「実際に紙に書くほうが心のダメージが大きい」と感じています。

それによって反省もできるので、やりくり費は「実際に書く」家計簿で管理しているのだそうです。

育児休業中のみい子さんは、近い将来にマイホームを買いたいというのと、子どもの教育費のためにお金を貯めなければと考えています。

ほかにしたいこともあるので、1つの口座に貯蓄用項目がつ分けられるネット銀行で貯蓄をしています。



みい子さんの1カ月の家計収支

[収入] 世帯収入(手取り)▷38万5000円



[支出] 支出合計▷38万5000円

● 固定費●

  ∟家賃 … 10万5000円

  ∟水道・光熱費 … 1万円

  ∟通信費 … 1万5000円

  ∟保険料 … 3万5000円

●やりくり費●

  ∟食費 … 3万円

  ∟外食費 … 1万円

  ∟妻の小遣い … 3万円

  ∟夫の小遣い … 2万円

  ∟服・美容費 …各自小遣いでやりくり

  ∟交際費 …各自小遣いでやりくり

  ∟イベント費 … 1万円

  ∟子ども費 … 1万円

  ∟日用品費 … 1万円

◎貯蓄◎

  ∟月の貯蓄額 … 7万5000円

  ∟教育費 … 2万5000円



みい子さんの家計簿ルーティン

▼買い物から帰ったらリビングへ

まだ子どもが小さいみい子さん。

買い物から帰ってきたらリビングへ向かい、まず荷物とだっこしていた子どもを下ろしてから、買ってきた食材を冷蔵庫などにしまいます。



▼財布からレシートを出し、家計簿に挟む

日中にすることは、財布の中からレシートを取り出して家計簿に挟んでおくことだけ。

これをすることで、家計簿をつける作業がスムーズに始められるし、財布がレシートでパンパンにならずにすみます。



▼時間があるときに家計簿に記入する

主に夜、子どもが寝てから、1日15分くらいで家計簿をつけます。夜につけられないときは翌朝、それもダメなら子どもが昼寝しているときにつけます。1週間のまとめは5分くらいでつけています。





まずは週の予算を決める



1カ月の食費の予算が3万円のため、1週間の予算を5000円としています。

1週間5000円なら、5週分使っても2万5000円で、予備として5000円が残ります。

週単位で予算化することは、月初めに使い過ぎないための工夫です。

出費の多い子ども費はこの欄に記入



やりくり費のほとんどをクレジットカードで払っているというみい子さん。

そのため、今支出が多い、おむつやミルク、ベビー服など子ども関連の出費を、「クレジットカードを使ったもの」欄にまとめて記入して「見える化」しています。

出費ゼロの日には花丸を



以前はお金を使わなかった日に×をつけていましたが、ネガティブなイメージなので、花丸に変更。

「学校の先生にほめてもらえた気持ちになります(笑)」。

使い過ぎたら「あしたはもう使わない!」と、前日に先に花丸を描いてしまうことも。

貯蓄は目的別口座に5つ分け!

ライフイベント用の貯蓄を取り崩したり、月々のやりくり費が赤字になるのはダメージが大きいので、口座を目的別に分けて貯めています。

今は、「マイホーム用」「子ども用」「旅行用」「特別費用」「予備費用」の5項目に。



毎月の変動もしっかりチェック!



毎月のやりくり費の集計をキチンと行ない、各費目や支出合計の増減を、グラフの線の向きと色を変えて分かりやすく記入しています。

それによって発生した繰越金・不足金も計算し、マイナスの場合は赤い字に。毎月貯蓄した額まで把握していて、完璧です。





お金の使い方を工夫して満足度を上げていくようにして

「みい子さんは、毎月7万5000円貯めていて、すでに貯蓄ができる体質なので、これからは、お金を何にどう使って満足度を上げていくか、使い方の工夫のほうが大事でしょう。

育児休業から仕事に復帰すると、今のようにこまやかな家計管理が難しくなるかも。

細かく目的別に分けて貯蓄していくよりは、貯蓄全体で大きく捉えるシンプル管理に切り替えたほうが、やりくりで悩まずにすみそうです。」

その分、ぜひお仕事をがんばって。(八ツ井さん)





まだまだある!ざっくり家計簿さんのもっと貯めるコツ

日々の生活の記録や、 日記的に家計簿をつけている人も多いよう。

そんな読者がもっと貯まる家計にするコツを教えてもらいました。



香菜さん(仮名)▷夫婦別会計。家計簿には妻の管理分のみ記入しています

[仕事]パート勤務 [年齢]29歳 [家族]夫





香菜さんの1カ月の家計収支

[収入] 世帯収入(手取り)▷35万円



[支出]

● 固定費●

  ∟家賃 … 9万8000円

  ∟水道・光熱費 … 1万円

  ∟通信費 … 5000円(携帯電話代は各自払い)

  ∟保険料 … 各自で

●やりくり費●

  ∟食費(外食費含む) … 4万円

  ∟服・美容費 … 1万円

  ∟交際費 … 各自で

  ∟妻の小遣い … 決まっていない

  ∟夫の小遣い …自分の給与の範囲で自由に

◎貯蓄◎

  ∟月の貯蓄額 … 各自で



♪POINT♪

別会計で家計運営を行なっているため、家計全体の詳細が不明です。

「SNOOPY家計簿」につけているのは、妻が管理している「食費」、「日用品費等」、「旅行等の特別支出」のみ。

水道・光熱費やインターネット代は、夫の口座から引き落とされているため、記入していません。

妻は現在、転職活動中。

就職先が決まれば、もう少し世帯収入はアップする予定。



「最近は夫婦別会計の家庭が増えています。

お互い自立しているのはいいのですが、結婚後は情報を共有して2人で家計を運営するのがおすすめ。

子どもが生まれると妻の働き方が変わるかもしれません。

お互いがいくら使っていくら貯めているか把握していれば、家族の将来設計の話し合いもスムーズです。」(八ツ井さん)



かすみさん(仮名)▷いつ何を買ったかがわかるように日記的に記録しています

[仕事]専業主婦 [年齢]50歳 [家族]夫





かすみさんの1カ月の家計収支

[収入] 世帯収入(手取り)▷50万円



[支出]

● 固定費●

  ∟家賃 … 13万円

  ∟水道・光熱費 … 1万5000円

  ∟通信費 … 1万5000円

  ∟車の維持費 … 夫が支払い

●やりくり費●

  ∟食費(外食費含む) … 4万円くらい

  ∟服・美容費 … 5000円

  ∟妻の小遣い … 特になし

  ∟夫の小遣い …自分の給料から

◎貯蓄◎

  ∟月の貯蓄額 … 特に積み立てをせず、残高を口座に残す



♪POINT♪

レシートを残さないので、あとで何を買ったか分かるように、日記感覚で「家計簿」を使っています。

クレジットカードで買ったものをつけていると、支払いのときに重宝します(メモ欄に記入)。

夫が家計管理をしているため、毎月のやりくり費の合計額を夫に請求するスタイル。

夫は車好きで、結構車にお金を使っているようです。

普通預金がまとまった金額になると定期預金にしています。



「クレジットカードでどう使ったかを把握することは、これからのキャッシュレス時代に必要なことです。

ですが、かすみさんは家計簿をご主人に請求する目的でつけているので、支出を整える作業がありません。

そこで項目やレシートに○×をつけて、本当に必要なものかどうか考えてみましょう。

できればご主人も一緒に。」(八ツ井さん)





消費税10%の波!これからどうなる?どうすればいい?に答えます

2019年10月から消費税率が8%から10%にアップしました。

いっそう家計への負担が大きくなる今、家計管理をどう工夫していったらいいのでしょうか?



税率10%時代の2大弊害



給与の手取り収入が“実は…”じわじわ減っている

稼ぎにくくて収入が増えにくい時代になってきています。

年金保険料や健康保険料などの社会保険料が徐々に上がってきたこともあって、手取り収入(=可処分所得)も減っています。

手取り収入は支出の源泉。

そして財布に入ったお金を使うときにかかる消費税もアップ。

今や、お金が入るときにも出るときにも負担が増えている時代なのです。



大キャッシュレス時代で出て行くお金の管理がしにくくなった

出費自体は変わらないのですが、キャッシュレス決済で出費のカタチが変わってくるので管理が難しくなります。

問題は、[1]決済の方法が多様化していること、[2]決済時と支払い時に時間差があること、の2点です。

キャッシュレス決済はお金を使った感覚が薄くなるので、ムダづかいが増えてよけいなものを買いがちなので要注意。



じゃあ私たちはどうすればいいの?



POINT1_『より満足度の高いもの』にお金を使うようにする

使えるお金が減っている時代こそ、持っているお金の使い方の満足度を上げていくことが大事です。

それには、やはり○×チェックでどういう買い物が自分の満足度を高めるのかを見極めていくのがカギ。

自分が満足するお金の使い方は、簡単には身につかないかもしれませんが、必ずできます。

今後一生をかけて身につけたい大事なスキルです。



POINT2_家計簿やレシートの○×で家計や暮らしを『これまで以上に整える』

キャッシュレス決済では、モノがあってお金が払えるのなら本当に欲しいかどうかを考える間もなく買ってしまうということが起こりやすくなります。

しかし、キャッシュレス化の流れには逆らえません。

キャッシュレスの時代にこそ、レシートの○×で買うものをキチンと精査していくことが重要になってきますし、多様化する支出の「見える化」のためにも家計簿を使いましょう。





「社会の変化が激しく、経済もこれから経験したことがない時代に入ってくると思います。

家計の常識も変わるかもしれません。

お金の使い方のベースをしっかり持って、世の中の動きに柔軟に対応できる姿勢を持ちましょう。」(八ツ井さん)





2カ月前からほぼキャッシュレス決済にしていますが、明細がふかんで見られないからなかなか家計管理が難しい。

便利なのはいいんだけど…。(編集永木)





【レタスクラブ編集部】(レタスクラブニュース)


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