あなたは知ってますか?「2019年7月、東京などあとかたもなくすべて吹き飛んでしまうような威力をもつ小惑星が、地球のすぐ近くを通過していた」ということを。



そんな、すぐに子どもにも教えたくなる面白い宇宙の話が満載!フォロワー20万人超のツイッター・気になる宇宙氏による『読むだけで人生観が変わる 「やべー」宇宙の話』より、スケールが大きすぎて、気になってしょうがない宇宙科学の話をご紹介します。





宇宙終焉シナリオ「ビッグクランチ」風船の空気が抜けるように終わる!?

本連載でも述べているように、宇宙の余命は少なくとも1400億年以上あると推測されていますが、遅かれ早かれ遠い未来に宇宙の終わりはやってくるでしょう。現代の物理学をもってして、予想されているいくつかある宇宙終焉のシナリオの中から、「ビッグクランチ」を紹介します。



ビッグバンによって宇宙が誕生して以降、この宇宙はとてつもないスピードで加速を重ねながら、まるで風船が膨らむかのごとく膨張を続けています。宇宙は、このまま膨張し続けるのか、あるいはどこかのタイミングで収縮に転じるのか。



膨張を続ける宇宙全体の質量が、限界へと達した時に自らの重力によって収縮へと転じ、存在する全ての天体や時空が特異点へと収束する。これが仮説としてのビッグクランチですが、もう少すこしわかりやすく説明するために、ペットボトルロケットを例にします。



点火されたペットボトルロケットは、発射台を飛び出して大空へと向かいますが、いつまでも上昇することはなく、重力によって引き戻されてしまいます。この引き戻されるタイミングが、宇宙が収縮に転じる瞬間。その後は風船が縮まるかのように宇宙はどんどん縮んでいくのです。



私は、どうせ縮んで無くなってしまうなら、最初から膨らまなかったらよかったのにと思ってしまいます。宇宙は「無から始まり無に終わる」。始まりと終わりだけを見れば同じ結果です。その過程で我々のような喜びや悲しみを味わう生命体が誕生したわけですが、どんな現象が起ころうと、全て何もなかったかのような形になってしまうのが「ビッグクランチ」という終わり方なのです。



予想されている宇宙終焉のシナリオは他にもありますが、こういった宇宙の終わりについて考えると生命体が存在する無意味さについて考えてしまいます。



気になるメモ

ビッグクランチで宇宙がしぼんだ後、再びビッグバンが発生し宇宙が生まれるという仮説もある。



著=気になる宇宙、監修者=榎戸 輝揚(レタスクラブニュース)