人にイライラしたり、すぐに自分はダメだと思い込んだり、周りからの目が気になって自分を出すことができない。気遣いばかりで疲れる…。

ああ、毎日なんだかしんどい。

そんな生き方をしている人々へ贈る、しんどいあなたの心に寄り添い、理由を見つけ、生きづらさを緩めてくれる「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」が発売されました。本書の一部を、7回連載でお届けします。今回は第1回「イライラしやすい人」のお話です。













「お礼をするのが普通なのに、しないなんて失礼な人!」「こんなことするなんて信じられない」などイラッとすること、ありますよね。それが日常的に起こり、次から次にイライラしてしまう。そうなると、とても苦しいです。ですから、怒りがピキッと走ったら、そのイラッについてちょっと考えてみてほしいんです。



「普通はこう」。その「普通」は「私の普通」、ではないですか?



「私の普通」「私の見解」は、その通りのことをできない人もいます。できない人がいても、やらない人がいてもOKなんです。もちろん、できない自分、やらない自分がいてもいいんです。

ちゃんとしなくてもいい。言うことを聞かなくてもいい。

優しくできなくてもいい。わからなくてもいい。イライラしてもいい。

…絶対にやらなきゃ、はありません。

一つ、こんな捉え方をすることができます。



「イライラしやすい人は、自分を枠の中に押し込めてきた人」。



家庭や集団生活、周りの環境の中でうまくやっていくために、私はこうしよう、こうしないでおこう、ということを学習してきた人です。

自分を縛っているルールがたくさんあるのは、「これに従っていれば大丈夫」という、安心できる正しさがほしかっただけなのかもしれません。



ずっと、「〜すべき」「〜しちゃいけない」と、ルールを守って頑張ってきたのですよね。



それがいつの間にか、「こうするのが当然で、絶対にいいことだ」「あの人は、どうしてできないの?」と、自分や人の選択に睨みを利かせて見張るようになってしまったのではないでしょうか。イライラして人を責めて、自己嫌悪にかられて自分を責めて…。他責と自責のループで苦しむ。こんな泥沼に沈むことは避けてほしいと願います。自分の物差しと考え方に則って、人に裁きの目を向けて不機嫌になってしまうのは、大切な人生の時間が台無しです。



反対に、こう考えることもできます。イラッとした他人の「部分」に自分ルールが発動しているんだな、これは自分を発見するチャンスだ! と。例えば、人から感謝をされなくてイラッとしたら、「私は自分が感謝することを頑張っているから、人にも感謝してほしいんだなぁ…」というように。気がついたら、「そこにこだわってよく頑張ってるんだなぁ、私」「これまでも頑張ってきたんだなぁ」 と自分を労ってあげてください。



怒っている自分に思いやりと共感を持つことで、腹の虫もおさまってきます。そうして余裕ができると、スルーするのか相手に伝えるのかを選択しやすいです。



イラッとしたら自分ルール発見チャンス。厳しすぎるルールを緩めて自由を増やそう。



著=きい

監修=ゆうきゆう(レタスクラブニュース)