パンデミックによって、郊外への移住を希望する人々が増えている。アリソン・バーンスタインは、郊外への移住を支援することに特化した不動産会社Suburban Jungleの創業者兼社長だ。移住希望者は、新しい住処をチェックする時に心に留めておくべき3つの項目があるという。学校ランキングの先にあるもの目を向けたり、育児事情を調べたり、通学に工夫を凝らすことなどだ。

コロナウイルスのパンデミックが激化すると、その震源地となったニューヨーク市の住民は逃げ出し始めた。大都市の住民は、小さなアパートに閉じ込められて、都市を魅力的な場所にしていた設備の多くを利用できなくなったことに気がついたのだ。

一部の都市生活者にとって、郊外は突然、魅力的な場所になった。そこでアリソン・バーンスタイン(Alison Bernstein)の出番だ。彼女は、移住希望者がニーズに合った郊外を見つけることをサポートする不動産会社、Suburban Jungleの創業者兼社長で、多くの移住希望者が彼女のもとへやってきているという。「誰もが出口を探している」かのように。

彼女は、主に若年層の家族、特に子どものいるアパート住まいの家族を顧客にしている。しかし、パンデミックの最中であっても、住むのに適した郊外の土地を選ぶのは、駅からすぐの場所を見つけるほど簡単ではない。バーンスタインがアドバイスする、郊外の住まい選びの3つのポイントを紹介しよう。

1.学校のランキングだけを見ないで

「多くの人は、子どもがいてもいなくても、いつもその地域の学校のランキングを見る。それがすべてを物語るわけではないのに」とバーンスタインは言う。

学校に注目しているのであれば、その地域の学校制度が過去10年間でどのように変化してきたかを見てみよう。

学校制度を変化させる都市住民の流入は、在籍する生徒数はどれくらいか、利用可能なリソースがどのようなものかに大きな影響を与える可能性がある。

2. 保育環境を考える

バーンスタインによると、一般に、都市部では郊外よりも保育サービスが受けやすく、選択肢の幅が広いことが多いという。

郊外への引っ越しでその点が気になる場合は、候補地の保育の選択肢がどのようなものかを調べてみよう。

例えば、住み込みでの保育サービスを希望するのであれば、探す家の部屋数などに影響を与えるだろう。その地域のデイケアの費用の相場はどのくらいなのかなど、育児のコストを考えることも大切だ。

3. 電車の駅にはこだわらない

バーンスタインは、多くの家庭が駅のある地域に惹かれるのではないかと述べている。しかし、通勤事情をもう少し掘り下げてみる価値はある。

通勤先から電車で3、40分の町に自動的に惹かれてしまうのはやめよう。駅から離れた場所では駐車場を探すのに苦労するかもしれない。

パンデミックによってもたらされたリモートワークは、通勤に対する考え方に間違いなく影響を与えていると彼女は指摘する。最近の移住希望者は通勤時間にはあまりこだわっていないという。

「これはパンデミックで、ささいなことではない」とバーンスタインは言った。

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BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2020.6.19)