2021年になっても、世界各地でロックダウンや緊急事態宣言が再度出されています。

今年の抱負に運動不足解消や定期的な筋トレやワークアウトを掲げたのに、なかなか実行に移せないと感じている人もいるでしょう。

目次

1. ジム離れが加速するアメリカ

2. ジム通いを再開したい日本の利用者

3. 自宅ワークアウトツールが増えている

4. トレーナー・インストラクターが向かう先は?

5. 既成概念を打破するコロナ時代のワークアウト

ジム離れが加速するアメリカ

アメリカでは2020年春の自主隔離期間に閉まっていたジムは、今はだいたい開いているようです。しかし、会員のほうではジム離れが進んでいます。

Fast Companyによると、3500人を対象にしたアンケートで、回答者の76パーセントがパンデミック中に自宅ワークアウトを試して、66パーセントが自宅で行なうほうが好きだと答えたそうです(わたしも断然自宅派です)。

別のアンケートによると、パンデミックが終わっても、ジムに戻らないつもりだと答えたのは59パーセントに上るとか。

たしかに、近所のフィットネスジムの駐車場を見ると、利用者が激減しているのは一目瞭然です。

ジム通いを再開したい日本の利用者

さて、日本ではどうでしょうか。株式会社oricon MEが行なったフィットネスクラブに関する実態調査の結果がありました。

調査は、2020年11月2日から6日の期間、3年以内にフィットネスクラブに通ったことのある全国の18歳〜84歳の男女を対象にインターネットによるアンケートの形で行われました。

回収サンプル数は5206名で、内訳は以下の通り。

「現在通っている人」が3356名「新型コロナウイルスの影響による利用中止者・休会者」が674名「それ以前〜3年以内退会者」が1176名

その結果によると、最多の退会理由は「コロナの影響」で、1年以内退会者では4割以上にのぼりました。

ジム通いをやめた人たちに再利用する意向があるかを聞いたところ、男性では約92パーセント、女性では約86パーセントと高く、そしてコロナの影響による退会者でも、7割以上は戻りたいと回答したそうです。

ジムを再利用したい人の割合が高い日本は、約6割がジムへ戻らないと言っているアメリカとは対照的。

一般的に日本の住宅がアメリカより狭く、エクササイズするスペースが限られているから? ツールや機器へのアクセス? ジムならトレーナーに指導を受けられるから?

自宅ワークアウトツールが増えている

主なトレーニングやワークアウトの場所がジムから自宅へ移行するにつれて、自宅で使えるさまざまなツールも登場しています。

しかもインタラクティブで、ジムやスタジオに近い体験もできるものが人気のようです。

アメリカでこの数年急成長しているフィットネス器具ブランドのPeloton。

フィットネスバイクとトレッドミルの値段は高めで場所も必要ですが、スクリーンを通じてリモートクラスに参加してエクササイズできるのが人気の秘密。

設立は2012年ですが、コロナ禍で売り上げが急上昇。360万人のユーザーのうち、マシンを持たず同社のアプリを利用しているのは50万人もいるのだとか。

なるほど、ツールやマシンがなくても、フィットネスアプリを利用するという方法もありますね。

ちなみに、わたしは、ドアを利用して着脱簡単なmonkiiのツールを利用しています。気が向いた時にすぐできる手軽さが、面倒くさがりの自分にぴったりです。

もう行かなくてOK。「持ち歩く」次世代のジムでいつでもどこでも筋トレを ワークアウトは心身に良いとわかっていても、なかなか続きません。スポーツジムに行く時間もなかなか取れず、着替えるのも面倒で…。わたしも含め、そんな人た... https://www.lifehacker.jp/2018/06/168937pocket-monkii.html 1時間のランニングより効果あり。4分間の運動で効率よく筋肉を鍛える「持ち歩くジム」登場 2018年6月に紹介した「pocket monkii」のmonkii社から、またもや自宅をジムにする新製品が生まれました。 負荷レベルも自由自在。ボ... https://www.lifehacker.jp/2019/09/198844workout_monkii_360.html

トレーナー・インストラクターが向かう先は?

コロナで利用者が激減したアメリカでは、ゴールドジムや24H Fitnessのような大手ジムが倒産している一方、職場を失ったトレーナーやインストラクターはインターネットに新しい活路を見出しているそうです。

Fast Companyに挙げられていた一例は、Talent Hack。このプラットフォームに参加する、フィットネスプロフェッショナルが増えているそうです。

このようなツールを使えば、実際にジムやスタジオに行かなくても自分の好きなトレーナーと繋がれます。

プロのトレーナーから指導を受けるのは、敷居が高いと感じるかもしれません。しかし、現在は自宅でレッスンを受けられ、ハードルは下がっています。

こちらはアメリカの記事ですが、フィットネス系のインフルエンサーを選ぶ時のアドバイスも参考になりますよ。

YouTubeやInstagramで信頼できるフィットネス系インフルエンサーを見極める方法 地球上のあらゆる場所がそうであるように、フィットネス系のInstagramにも人があふれています。そこには、ワークアウトに懸命に励むアスリートもいれ... https://www.lifehacker.jp/2020/11/223781how-to-tell-which-fitness-influencers-are-worth-trustin.html

既成概念を打破するコロナ時代のワークアウト

ジムのような大規模な設備やマシンを自宅に置くのは難しいかもしれませんが、自宅でエクササイズを行なうことは十分可能なのです。

Fast Companyの記事では、Pelotonの重役が、フィットネス業界の動向をゲーミング業界にたとえていました。

昔はゲームセンターに行かなければできなかったビデオゲームは、今では自宅でプレイでき、インターネットで対戦もできます。

この洞察には、納得することしきりです。現在の大変動が落ち着いた将来には、「フィットネスのためにわざわざジムに通っていた時代もあったんだよ」と回顧するようになるかも?

コロナ禍で、あたり前がくつがえされつつある今、ワークアウトは「ジムでする」から「やれる場所で、やれる時に、やれるエクササイズをする」に変わってきていることは間違いありません。

運動不足の解消と健康維持のために自分に合った方法やツール類を探して、2021年には日常生活にフィットネスをもっと取り入れてみるのもいいでしょう。

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Image: Olena Yakobchuk/Shutterstock.com

Source: Fast Company, PR Times