NHK連続ドラマ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香扮するヒロイン・喜美子の夫となる八郎役を演じ、人気となった俳優・松下洸平。そんな彼が、もうひとつの顔であるシンガーソングライターとして、東京・大阪でソロライブをおこなう。

ドラマ内での爽やかで朴訥とした佇まいと柔らかさ、そして芯の強さをあわせ持った希有な存在感で、登場時から視聴者の熱い視線を集めてきた松下。

「抱き寄せてもええですか」という八郎のセリフでツイッターが祭り状態になったあの日から始まり、トーク番組などで垣間見せるピュアで実直な人柄もあいまって、通称「八郎沼」にハマる人が続出。放送開始当初は3500人ほどだったインスタグラムのフォロワーが現在では18万人を超えるなど、異例のフィーバーを巻き起こしている。

美術家の母の影響で幼いころから芸術に触れ、「洸平」名義でシンガーソングライターとして2008年にデビューした彼。なかなか結果が出ずに苦労していた頃、出演したミュージカルの舞台で演技に目覚め、以降は舞台やドラマで小さな役を積み重ねながら音楽活動も並行して続けていたという。

『スカーレット』をきっかけに、そんな彼のキャリアに興味を抱き、動画サイトなどで過去のライブ映像を発見して、シンガーソングライターとしての松下洸平に魅せられる人も増加。

R&Bをルーツとするメロウ&グルーヴィーなサウンド、さりげないフェイクの効いた伸びやかで心に染み入る歌声、ピュアで誠実な人柄が伺える歌詞が織りなすその世界は、かつてのオザケンや秦 基博にも通じるものがあり。

八郎人気の余波に留まらず、今後「松下洸平」として、さらにブレイク必至の彼。長いキャリアを持ちながらもドラマをきっかけにメジャーに認知された経歴しかり、芝居と歌だけに留まらず、絵やダンスも得意というマルチな才能しかり、今の時代にフィットした非マッチョなセクシーさと人間的魅力しかり・・・これはもう「第二の星野源」的なめざましい飛躍を見せてくれることは間違いない!?

そんな彼の原点回帰にして新たなスタートとなるソロライブが、4月29日に「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」(大阪市中央区)、5月1日に「マイナビBLITZ赤坂」(東京都港区)で開催される。

以前、Lmaga.jpでのインタビュー(2019年末頃)にて、「『スカーレット』を通して得た気持ちとか、出会った人たちとのこととか、形に残したいなあって思って。そのツールのひとつとして、僕には音楽があるので、みなさんとの出会いを歌にして残せたらいいなって考えているところです」と、語っていた松下。

『スカーレット』を経て、さらに豊かに進化した歌手・松下洸平の音楽に触れにいこう。料金は5500円(全席指定)で、チケットの一般発売は3月28日。

文/井口啓子