2月11日、真打ち昇進とともに、大名跡である六代目・神田伯山(はくざん)を襲名した人気講談師・神田松之丞。「いまもっともチケットの取れない講談師」といわれる彼に、『情熱大陸』(MBS)のカメラが密着する。

神田松之丞、改め、六代目・神田伯山、36歳。歴史的なお家騒動や討ち入りの話を聞かせる日本の伝統芸能「講談」。同じ話芸の落語と比べて固く、とっつきにくいというイメージを持つ人も少なくなかった。しかし、伯山の講談を聴くとその認識は一変。軽快な毒舌を交えたマクラ(小話)で爆笑させ客の心を掴んだかと思うと、講談では一転。熱のこもった語り口と怪演で登場人物たちを生き生きと蘇らせる。

さらにその語りの才能は、ラジオやテレビなど、さまざまなメディアで花開いており、2017年にスタートし、彼の代名詞となったラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(TBSラジオ)では、予定調和をものともしない語りが人気に。ユーモアに裏打ちされた毒舌に魅せられるファンも多い。

基本的にメディアへの露出は「講談を広く知ってもらうため」と言い切る伯山。いまもっとも力を入れているのが「連続物」と呼ばれる、長い物語を何日もかけて披露する講談だ。今年1月、真打ち昇進を間近に控えて挑んだのが『畔倉重四郎(あぜくらじゅうしろう)』。全19話、5日間連続で、物語の長さはのべ10時間にも及ぶ大ネタだ。

体力的にも精神的にも厳しい公演を完遂できるのか。この模様は2月16日・23時から放送される。