新型コロナウイルス感染拡大の影響で、6月末までの公演中止を発表している宝塚歌劇団。3カ月以上も劇場を閉めるという異例な状況のなか、これまで抑制的だったインターネットでの配信や、SNSでの展開を本格的にスタートさせ、ファンの間で注目を集めている。

3月末、宝塚歌劇団は『宝塚歌劇YouTube公式チャンネル』に、花組トップコンビの柚香 光(ゆずかれい)と華 優希(はなゆうき)のメッセージ動画を公開。約2分間にわたり、ファンに向けて日頃の感謝や励ましの声を贈っている。

これまでも制作発表会のパフォーマンスなどを配信したことはあったが、公演PR以外の内容はこれがはじめて。以降、各組のトップコンビからのメッセージをはじめ計11本も配信しており、そのスピード感には驚かされてしまう。またFacebookでの更新頻度もアップしている。

今月1日には、同チャンネルにて、自宅で楽しめる映像コンテンツの無料配信『期間限定 おうちでタカラヅカ』も新たに開始。第1弾では、宝塚歌劇の動画配信サービス『タカラヅカ・オン・デマンド』から、舞台映像を使った「ミュージック・クリップ」や、公演のワンシーンなどを配信、今後も順次公開を予定しているとのこと。

さらに、テレワークの拡がりによるオンライン会議やZoom飲み会の増加を受け、ビデオチャットなどに使える背景画像の配布も期間限定で実施。画像は「宝塚大劇場」の正面ゲートとロビー、「東京宝塚劇場」のロビーの3種で、いずれもファンにはお馴染みの風景ばかりだ。

公開と同時に、ファンからは「待ってました!」「大劇場のロビーでオンライン飲み会ができる」「劇場からスターがメッセージをお届けするスタイルでビデオ会議ができるなんて」など、次々と喜びの声が上がっている。

今、オンラインを駆使した新たな動きが次々と生まれているエンタテインメント業界。とりわけ熱心なファンが多い劇団だけに、今後の展開にさらなる期待が高まるばかりだ。

文/SAVVY編集室