9月18日に開幕した第6回『なら国際映画祭2020』。世界遺産の東大寺大仏殿と春日野園地(奈良県奈良市)でおこなわれたオープニングセレモニーで、新たなアンバサダーとして俳優・永瀬正敏の就任が発表された。

2018年から同映画祭初のアンバサダーに就任している斎藤工より、「本当に僕の永遠の憧れであり、スクリーンの中に生き続けるレジェンド」として紹介され、登壇した永瀬。

壇上で出迎えたミュージシャンのMIYAVIと斎藤、そして永瀬の3名が並ぶ姿に、同映画祭のエグゼクティブディレクターを務める河瀨直美監督が思わず、「もう、ええ男ばっかり」と呟き、笑いを誘った。

今年初めて制作されたアンバサダーバッジを斎藤から受け取った永瀬は、「たいへんな壁やいろいろな事があったかと思います。それを乗り越えられて開催されるということに敬意を表します」とコロナ禍での開催に思いを寄せ、「僕にとっては特別な映画祭でして、前回参加させて頂いた時に、突然お袋が倒れ永眠してしまいました。

河瀨監督をはじめ映画祭の皆様に支えられてなんとか乗り越えられました。私事ですが お袋が想いを最後に飛ばしてくれたのがこの土地でこの映画祭でした。そこのアンバサダーに選んで頂けたのはとてもとても光栄です」と喜びを語った。

そのうえで、永瀬は斎藤に「(アンバサダーを)辞めるわけではないよね?」と確認。斎藤も「あ、あの・・・増えていく制度です」と動揺し、会場が笑いに包まれるなか、「工くんと共にやれることを頑張りたいと思っています」と再度、喜びを表した。

取材・写真/いずみゆか