連続テレビ小説『エール』(NHK)が、11月28日の放送ですべて終了。10月29日には撮影を終えていた、主人公・古山裕一役の窪田正孝が共演者との深いつながりをコメントした。

撮影終了時には、「大量の台本や指揮やオルガン、ハーモニカなど、指導いただいたときの資料などを整理したりしています」と話した窪田。

朝ドラを経験したことで、「現場では、さまざまなキャストを迎えては送り出すということをしてきました。そういったみなさんとの出会いや芝居の経験は僕自身の強みになりましたし、今後に向けての大きな財産にもなりました」と打ち明ける。

なかでも窪田が、二階堂ふみが演じる妻・音との印象的なシーンとしてあげたのが、「第10週の裕一が音の夢を預かるところ」。

「子どもができるとやっぱり優先順位は変わりますし、でも夢も諦めたくない、諦めてほしくなかった。そこで、裕一が『音の夢を預けてくれないか』と言えたことは、2人が互いに無いものを補えているからこそ成立したセリフだったと思います」と分析する。

さらに、「あのシーンは、リハもなく1発本番。音を演じるふみちゃんの気持ちの高ぶりを肌で感じながら、スタッフ含め現場全員がひとつの方向を向けた瞬間でしたね」と、撮影時の様子を伝えた。

やりきったと話す一方で、「唯一の心残りは、このコロナ禍で1年も撮影していたのに打ち上げができていないこと。鉄男役の中村蒼さん、久志役の山崎育三郎さん、そして藤堂先生役の森山直太朗さんとも、コロナが落ち着いたら『エール男子会しようぜ』と盛り上がっているところなんです」と、まだ出演者らのつながりは続くようだ。