ソーダ水やジュースで地酒を割って飲む「ハイボール」企画が、7月1日から奈良市内の飲食店10軒でスタート。奈良の日本酒を広めるとともに、コロナ禍で影響を受けている飲食店に訪れるきっかけ作りを目指す。

奈良県が清酒発祥の地でありながら地酒のブランド力が弱いことや、業界全体で若い世代の日本酒離れが起きている背景から、企画された『奈良酒でハイボールを飲もうキャンペーン』。

酒類卸売会社「泉屋」の社長でもあり、「古都のお酒で乾杯しよう実行委員会」委員長の今西栄策さんは、「日本酒は『冷や』や『熱燗』など温度変化で楽しむもので、割り材を使う呑み方はタブーとされてきた。でも、ウイスキーや焼酎のように、別の呑み方があってもいいはず」と説明する。

各酒蔵からの「反発はゼロ。むしろ好感をもって受け入れられています」と、酒蔵が世代交代で若返り、考え方が柔軟になってきたことから実現できたのだそう。

今回のために、バーテンダーの国際コンテストで入賞した奈良「バーピピン」の宮﨑剛志さんが、「奈良しゅわボール」を考案。5つの蔵元による共通ブランド「奈良の夏冷酒」で販売中の「春鹿」「豊祝」「升平(しょうへい)」「梅乃宿」「猩々(しょうじょう)」から選んで、プレーン、リンゴ味、ライム味のフレーバーと組み合わせてカクテル感覚で楽しめる。

キャンペーン期間は9月30日まで予定(店舗により継続の可能性あり)。提供店舗、料金などは公式サイトで確認を。

取材・文・写真/中河桃子