大阪府の『新型コロナウイルス対策本部会議』が9月17日に実施され、文化祭や体育祭などの学校行事を開催できるよう府立学校や市町村教育委員会に求める方針で決定した。

国から通達のあった「11月末までの催物の開催制限等について」の指針に基づき、大阪府教育庁では「府立学校における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」を改定。

文化祭と体育祭については、来場者に「大声での歓声・声援等」が無いようあらかじめ理解と協力を得られるものと想定し、地域イベントとして位置づけて方針を検討した。

これまでとの改定点は、「1メートルを目安とした身体的距離の確保」を「身体的距離の確保」に変更。また、保護者についても身体的距離を「人と人とが接触しない程度の間隔」を確保できることを目安として、必要に応じて人数を制限するよう緩和した。

会議で大阪府教育委員会の酒井隆行教育長は、「(文化祭・体育祭は)保護者にとって子どもたちの成長を見守る重要な機会であり、学校として可能な限り参観したいという保護者の意向を踏まえた対応を求めたい。会議決定後、明日(9月18日)にでもすぐに府立学校と市町村教育委員会に通知したい」と提案した。

これに対し吉村洋文知事は、「第2波の重症者は10代以下は0人、20代が1人、30代が2人。それなのに学校における教育活動を過度に制限することがあってはならない。特に文化祭・体育祭は、生徒と保護者にとって一生に一度の思い出になる教育的要素が高いもの」と同意。

さらに、「コロナウイルスの特性も含めて見たとき、(行事開催時、集団の)なかに陽性者がいれば感染者が出ると思うが、そこを強く意識して全体を止めないほうがいい。教育長の原案の通り進めていきたい。すぐにでもお願いします」と方針を示し、教育長もこれを了承した。

取材・文・写真/岡田由佳子