9月の定例記者会見で、奈良県の荒井正吾知事がGoToの奈良県版『いまなら。キャンペーン』の状況について言及した。

同キャンペーンは同行者も含め、奈良県民限定。8月26日に販売がスタートしたコンビニで購入可能なクーポンは即日完売となり、8月31日に販売スタートした各オンライン予約サイトのクーポンも、多くのサイトで発売日中に配布上限に達するほど県民の注目を集めている。

県は、観光協会や各市町村、キャンペーン参加事業者に電話などで聞き取り調査をおこなっており、下記の3つの傾向を発表した。
●県内の宿泊予約は一定の持ち直し
●ハイエンド志向で宿泊単価の増加 
●地域別では県南部地域が増加

今後、詳しい数字が分かり次第、観光統計を発表する予定だ。国のGoToキャンペーンも好評のため、相乗効果で「効果が多少なりとも出ていると感じている」と知事。同キャンペーンの割引原資残額は1億427万円で、うち8500万円分は第2弾として、11月に販売が予定されている。好調のため、さらに9月の補正予算案で5億円を追加計上した。

県民から「(コンビニクーポンが)ホテル予約をしてから発券なのにも関わらず、すぐに売り切れた」などの意見が課題として投書やSNSであがっていることから、知事は「コロナ時代に奈良県の観光行動を変えていこうという志があるキャンペーンなので、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ、というメッセージがこの9月の補正予算」と説明した。今後の販売方法は、第1弾の反省を踏まえて、県担当者と決めるとした。

取材・写真/いずみゆか