京都「元離宮二条城」(京都市中京区)で、花の体感型アート展『FLOWERS BY NAKED 2020−桜− 世界遺産・二条城』が3月20日からスタート。初日、大勢の人々が城内でデジタル花見を楽しんだ。

最新技術を駆使して、クリエイティブ集団「ネイキッド」が夏や秋に二条城を演出しているが、桜バージョンは初めて。唐門や石垣に映し出されるプロジェクションマッピングのほか、50種300本の桜のライトアップ、桜をモチーフにした花みくじなど、二条城の庭園を巡りながら楽しめる。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大により開催が危ぶまれていたが、門川大作京都市長は「自宅にこもっている方々が多く、自粛が萎縮になってきている。今だからこそ健康的かつ文化的な生活を取り戻すために、私たちができることをしたい」と開催の理由を語った。

開場前から100人以上の客が並び、岡山と神奈川から京都旅行で訪れた女性2人組は「プロジェクションマッピングは初めて。どのようなイベントになるのか楽しみです」と待ち望んでいた様子だった。

城内には消毒液を設置したり、マスクを着用したスタッフが観客の密集を防ぐ呼びかけをおこなうなど、感染予防対策を実施していたが、2月28日からは中止となることが、27日に発表となった。

取材・文・写真/中河桃子