世界中で話題を呼ぶアーティスト、バンクシーの作品が約70点集結する『バンクシー展 天才か反逆者か』が、大阪で初開催。「大阪南港ATC Gallery」(大阪市住之江区)で、10月9日から約3カ月間おこなわれる。

最近では、ロンドンの地下鉄に描いたマスク姿のネズミの新作は清掃員に消去されたり、オークションで落札された約3億円をパレスチナの小児病院に全額寄付したりと、話題に事欠かないバンクシー。イギリスのブリストル出身ということ以外は、本名も顔も謎に包まれたままで、おそらく明かされることはないだろう。

そんなバンクシーが生み出す作品は一見すると「かわいい」「おもしろい」と思えるが、そこには社会風刺や政治的メッセージが込められたものばかり。2018年からモスクワをはじめ世界6都市で巡回し、100万人もの人々を動員した同展では、個人コレクターの協力のもと、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなどが集結している。

代表作である、ストリートですぐ作品が完成できるようにステンシルとスプレーを使った「ラット(=ねずみ)」シリーズ。サザビーズのオークションで落札されてシュレッダーで裁断されたことでも有名となった「ガール・ウィズ・バルーン」、パレスチナ問題に焦点を当てて火炎瓶ではなく花束を持った「ラブ・イズ・イン・ジ・エア」などが展示。

また、作家の制作風景を想起させる展示や、映像インスタレーション、パレスチナで2017年に本人が手がけたホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」を再現したコーナーなど、バンクシーの世界観を会場全体で楽しめる。

期間は2021年1月17日までで、新型コロナウイルス感染状況により変更する可能性あり。料金や発売日などは後日発表される。