全国的に新型コロナウイルス感染者が急増している状況のなか、奈良県は、県内の感染者から聞き取り調査を行い、感性経路の確認を取っている。

内容は、第1次感染から4次感染までパターンをつくり、感染経路を推定。現状では、第1次感染は大阪での感染が多く、県内での感染は2次感染だという。県の発表によると、5月までの新型コロナの事例では、約半数の感染者の経路が不明であったが、現在は、感染経路をほぼ推定できているとのこと。

それを踏まえ、7月の定例記者会見で、荒井正吾知事は、「家庭外(職場、友人との行動)での2次感染が増加しているので注意して欲しい」と喚起を促した。そして、多人数、長時間で友人との飲食を避け、大声で会話をしないこと、車の同乗の場合でもマスクを着け、換気を徹底し長時間ドライブを避けるよう説明。「1次感染者が責められる傾向があるので、思わぬ感染をした方をあげつらうようなことはしないで欲しい」と訴えた。

県は、感染経路の特定が拡大防止につながるとの考えから、万が一、感染が判明した場合には、行動履歴調査への協力をお願いしている。

また、国が推進する「Go To トラベル」に関して、知事は、「コロナがいることを前提に、あまり経済活動を抑え込まないよう両立する知恵がまだまだいる。用心しながら徐々に社会・経済活動を進めるべき」と所感を述べ、「奈良の人に奈良を知ってもらうことをずっと続けていきたい。用心して身近な観光から」と県のスタンスを語った。

取材・写真/いずみゆか