プールで泳いだら目が赤くなる原因 実は塩素ではなく…

プールで泳いだら目が赤くなる原因 実は塩素ではなく…

SciShowはHank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネルです。
プールでひとしきり泳ぎ終わった後、目が赤くなったり、かゆみや痛みを感じた経験はないでしょうか。ゴーグルをつけなかった場合はとくに目の痛みを感じることがあるでしょう。多くの方はこれが塩素によるものだと思っているかもしれませんが、実はもっとも大きな理由はそうではありません。消毒のために入れられた塩素が尿素と反応することで生成される物質「クロラミン」が犯人なのです。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」では、プールで目が痛くなる理由について説明します。

プールで目が赤くなる理由

ハンク・グリーン氏:もしかしたらこんな経験をされたことがあるかもしれません。プールで長い1日を過ごした後、目が少しチクチクと痛みます。そして次第に赤くなって、焼けるような感覚と、どうしようもない痒みに襲われるかもしれません。

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そうなると、きっと自分がゴーグルをかけないで泳いだ代償だ、自分の目はプールの中にある塩素に敏感なだけだ、と結論づけるかもしれません。しかし実際はもっと胸糞の悪い理由です。先に謝っておきましょう。

まずあなたの目が赤くなる理由は、あなたが1時間ほど前まで浸かっていた水の中に、十分な量の尿、汗、または大便が含まれていたという証拠です。

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そうです、あなたの目は赤く痛みを伴う信号を出すことにより、自分の入っていた水が到底綺麗とは言えない状態であったということを教えてくれているのです。

とは言え、塩素の影響もあるとも言えるでしょう。この場合における犯人は「クロラミン」と呼ばれる化学物質で、それは塩素が窒素を多く含むアンモニアやそれに似た体液の混合物に反応することにより形成されます。

尿も汗も両方「尿素」と呼ばれる、アンモニアのようなパーツを2つ含む分子を持っています。尿素が塩素に触れるとその水素が塩素と入れ替わり、「クロラミン」が生まれます。この「クロラミン」こそが目に不快を生じさせるのであって、プールを綺麗にするために加えられた薬品が原因ではないのです。

ではどうすれば、プールに飛び込んでも大丈夫かどうかがわかるのでしょうか?

鼻を使ってください。よくプールで香る塩素の匂いは実際の塩素の匂いではなく、クロラミンの匂いでもあるのです。それにその匂いがするということは、プールの中にたくさんの体液が含まれているというサインであるというだけでなく、水中に含まれた塩素が全て窒素と結合してしまった、つまり、「消毒」する機能を持った塩素が残り少ないということにもなります。

なぜなら塩素は水中に次亜塩素酸として溶け込み、バクテリアやウイルスを破壊しているときにだけ働くからです。

一度クロラミン分子の一部になってしまうと、その能力はほとんどなくなってしまいます。ですからプールから強い匂いがする場合、泳ぐのはやめたほうがいいかもしれません。

もし自分もその原因になりたくないのでしたら、泳ぐ前にさっとシャワーを浴びるのがいいでしょう。プールに溶け込み、さらなるクロラミンを発生させるはずだった汗や埃を1分間ほどの間に洗い流すことができるのです。

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それに、こんなことは言わなくてもいいはずですが、どうかお願いですから、プールの中ではおしっこをしないでください。

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