俳優の稲垣吾郎さんは20日、パーソナリティーを務めるTOKYO FMの番組「THE TRAD」(午後3時〜4時50分)の中で、スーパーマーケットでお手上げ状態になった最新エピソードを披露しました。

「くっついてんの?!」

 稲垣さんを困らせた相手はなんとスーパーのポリ袋。「袋に入れるじゃないですか、買った物を。普段だったら指先を湿らせて袋を開ける、ちょっとペロッと舐めて。マスクしっぱなしだったし、手もさらさらな状態でなかなか開かない。この袋くっついてんの? 俺、指紋ないのかよ!」と焦ったことを明かしました。

 レジ袋有料化に伴い、マイバッグが浸透しつつありますが、肉や豆腐など生鮮食品を買った際は、商品を詰めるサッカー台に設置されたロール状のポリ袋を利用します。稲垣さんを翻弄した袋がどのタイプだったのか定かではありませんが、あるあるエピソードに共感した人も多いのではないでしょうか。

 最後はリスナーに向け「みなさんどうやって開けてるんですか。見かけた人、手伝ってください!」と応援まで呼び掛けました。

なぜ開かない?

 レジ袋メーカー国内大手の福助工業(愛媛県四国中央市)によると、ポリ袋の口開きが悪くなる主な原因は静電気とのこと。「静電気は水に触れることで逃げるため、スーパーなどでぬれたふきんを置いているのは理にかなっています」。

みんなどうしてる?

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大以降、サッカー台のぬれタオルやスポンジを撤去した店も。稲垣さんの疑問を解決すべく、ぬれタオルがなくてもポリ袋が開けられる裏ワザを聞き取りしました。主なものは次の通りです。

・袋の取っ手や両端を持ち、思い切り左右にひっぱり隙間をつくる
・袋を両手で擦りシワを作る
・水気のある商品で指を濡らし袋を開ける
・(子連れの場合)手にうるおいのある子どもに開けてもらう
・携帯しているハンドクリームで指先を潤わせる …など。

皮膚科院長に聞く

 日常会話やツイッター上では稲垣さんと同じように<スーパーの袋が開かない>、<アルコール除菌で手荒れひどい><油分がほしい>といった声をよく見聞きするようになりました。新型コロナ発生以降の頻繁なアルコール消毒が影響しているのでしょうか。

 ゆみこ皮フ科クリニック(神戸市中央区)の武田裕美子院長にアドバイスしてもらいました。

 −−アルコール消毒で手が荒れ、ポリ袋が開けられない人が増えたようです。

 「消毒液や手洗いの回数が増え、皮脂膜が壊れているのでしょう。アルコール消毒による手荒れや、マスク生活による顔の肌荒れの患者さんも増えました。手を洗うときは、ゴシゴシこすり過ぎず、泡でそっと洗う。手洗いのあとは市販のハンドクリームや病院で処方されたクリームなど、肌をバリアするものをつけること。肌のバリア機能を高めた上でアルコール消毒をしてください」

 アルカリ性の強いものは肌に負担がかかるため、消毒液やハンドソープはなるべく弱酸性や低アルコールのものがおすすめだそうです。さらに、食生活の重要性も教えてくれました。

 「鉄分、特にヘム鉄や、亜鉛をとりましょう。イワシやカツオ、マグロ。レバーや赤身のお肉などです。栄養バランスをしっかりとることもお肌のためには大切です」

 いつか稲垣さんが困っている場面に遭遇したらお手伝いできるよう、健康な体と手肌を保ちたいですね。

(まいどなニュース/神戸新聞・金井 かおる)