児童公園からは遊具が続々と撤去され、身近にあった小型遊園地も関西にはほとんど残っていない昨今、子育て真っ只中の親御さんにとって、子どもの遊び場探しは常に悩みの種になっているのではないだろうか。特に公園が使えない雨の日ともなると頭を抱える。探しているのは、「安く、楽しく、安全に」だが、これがなかなか少ない。頼りになるのは行政の施設だが、数が少なく、施設が古いことや人が多すぎるという難点がある。京都市の場合、こどもみらい館の『こども元気ランド』という無料で使える室内型遊戯施設があるが、週末は完全入れ替えの予約制でほぼ満員だ。

一方、大型ショッピングモール等に併設されている民間のプレイルームは、綺麗で遊具も充実しているが値段が高い。帯に短したすきに長し。

ちょうどいい感じの施設はないものかと誰もが思うところだが、実はそんな施設が京都市西京区にひっそりと誕生していた。

その名も『京都市交流促進まちづくりプラザ・高架下の親子のあそび場ガタゴト(GATAGOTO)』だ。ネーミングセンスはいまいちだが、ここは凄い、いや凄すぎる。

にわかに開発が進む阪急洛西口直結の高架下を利用したたまちづくり事業なのだが、プロデュース・運営を知育玩具大手のボーネルンドに委託し、屋内は大小様々なボーネルンド玩具が配置され、小さいながら屋外スペース(高架下なので雨も大丈夫!)には砂場やブランコが置かれ、常に複数のスタッフが見守る中、安心して子どもを遊ばせられる環境が整っている。さらに隣には同じくボーネルンドが運営するカフェも併設。

京都初の「ボーネルンドのあそび場」ということも耳目を集めるところだが、ここの最大の魅力は、利用料金が格段に安いということだ。

京都市内在住者なら一時間200円、一日通しでも400円(市外でも一時間300円、一日600円)、親子で一日遊んでも800円で済む。

ちなみに、ボーネルンドが運営するあそび場は、幼児に特化したトットガーデンが6店舗、室内型のキドキドが20店舗、室内室外を組み合わせたプレイヴェルが3店舗と全国で広がりを見せいずれも人気だが、お値段はというと、トットガーデン枚方Tサイトで一時間500円、あそびの世界大阪グランフロント店で一時間900円、プレイヴェル天王寺公園で親子一日1500円だ。多少規模が小さくなるとはいえ、比べれば『ガタゴト』がいかに割安かご理解頂けると思う。

現地で特に興味深かったのは、3名のスタッフが休む間もなく子どもが散らかしたおもちゃを組み直したり、レイアウトを変えたり、常に遊びやすい環境を整備し続けている点だ。しかも時節柄、モップと消毒駅を持ってこまめに衛生管理をしているのも安心だ。

休みのたびに子どもの遊び場探しに苦慮している親御さん、今度の休み、是非一度足を運んでみてはどうだろうか。

親子のあそび場 ガタゴト(GATAGOTO)
住所 京都府京都市西京区川島五反長町18−2
利用時間 10:00〜18:00(最終受付17:00)
定休日 第2・4火曜日と12/29〜1/3(第2・4火曜日が祝日の場合は、翌平日)
対象年齢 6カ月〜12歳のお子さまと保護者の方

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。