子どもが学校や友達のことをまったく話してくれず、周りのママたちから聞いたり、面談で先生から聞いて「え、そんなことあったの!」「外ではそんな感じなの?」とビックリする、なんていうケースは少なくないようです。子どものことを知りたくても、聞きすぎると嫌がられるし、聞いても正確なことを言わないし…。黙ってる理由を想像して、不安がよぎってしまうこともありますね。一方、子どもたちに「どうして話してくれないのか」聞いてみると、そこにはとても「シンプルな理由」がありました。ママたちに聞いた「だんまりわが子」への対処法を紹介します。

「え!そんなことが!?」聞いてビックリ…

周りや先生から聞いて、「ぜんぜん知らなかった」「驚いた」というエピソードをいくつか紹介します。

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▽「学校ではリーダー的存在です」!?

「学校どうだった?」と聞いても「まあ普通」、「今日どんなことした?」「特に変わったことはしてない」など、常に“あんまり聞かないで”オーラを出しまくっている息子。小さいときから割と物静かで、保育園でも必死で友達についていくタイプでした。「休み時間ひとりで過ごしているのか」「友達いないのか…」と不安になりつつ、「でも放課後友達と遊ぶこともあるし」「家でもよく笑ってはいるし…」と自分を励ましていました(笑)。
しかし学校の個人面談で「お子さんは、休み時間になかなかいい声で歌ったり、率先して遊びを考えたり、みんなのリーダー的存在ですよ」と聞いて、超ビックリ。無理してキャラを作っているのか…なんて新たな不安もよぎりましたが、本人が学校を楽しんでいるなら、あえて聞き出さなくてもいいのかなと思うようにしています。〔Yさん、子ども9歳〕

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▽準備すべきもの、提出物すら伝えてこない

長男が小学生〜中学生のときは、「来週までに持たせる黒いTシャツ(運動会用)、無地じゃなきゃダメなのかな」「保護者会の出欠票明日までだけど、仕事で無理そう…」という保護者同士のLINEで、持ち物や提出物を知ることがしょっちゅうでした。

本当に何も伝えてこないし、お知らせプリントすら出してこない。プリントは「もらったっけなあ〜」と濁しながら、ぐちゃぐちゃになった1週間分のプリントを渡してきたり。「これ期限過ぎてるじゃん!!」なんてこともよくありました。高校生になった今は、重要なお知らせは学校から保護者に一斉メールがあるので、助かっています。〔Tさん、子ども16歳、13歳〕

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▽個人面談に行ってびっくり!

保育園の頃から、園でなにがあったのかを全然話してくれなかった息子。小学校にあがっても相変わらずで、学校でどんなことがあったかを聞いても「なにもない」。お友達と公園から帰ってきて、なにか様子がおかしいなー?と感じた時に「なんかあった?」と聞いても「喧嘩したけど、仲が良い証拠だから」…と、心配させないようにしているのかなかなか話してくれません。

そして、先日、小学校の個人面談に行ったときに、初めて先生からお友達とのトラブルをいくつか聞いて驚きました。息子だけが悪いというような内容ではなかったものの、面談後、トラブルを起こしたお子さんのママに電話して謝罪しました。(Mさん 子ども7歳、5歳)

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▽トラブルを起こした張本人だった…

小学校3年くらいまでは、「今日ね…」とその日の出来事を話してくれていましたが、4年生くらいから「今、誰と仲いいの?」「どんなことして遊んでんの?」と聞いても、「いいじゃん別に」「言ってもママ知らないよ」とそっけない返事で、それ以上何も話してくれない娘。

高学年のあるとき、学校から呼び出しがあり、「お子さんと数人が、他校の生徒と公園でもみ合いの大ゲンカになったそうです」とのこと。もう気を失いそうでした。隣で不貞腐れている娘に「なんでそんなことしたの!?」と食って掛かったのを、先生に止められる始末。

原因は、他校の子が友達のことを酷くバカにしたからだそうでが、「女の子なのにもみ合いのケンカ…このまま非行に走ったらどうしよう」と、そのときは頭が真っ白になりましたね。中3になった今では割と話してくれるようになったかな。単に反抗期だったのかもしれません。〔Oさん、子ども15歳〕

子どもたちに聞く、なぜ話してくれないの?

なんで話してくれないのか、なんの報告もないのか…親としてはイライラ、モヤモヤしてしまいますが、当の本人たちはどう思っているのでしょうか。子どもの考えていること、意見を聞いてみました。

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▽仲がいい子とケンカしてることを知られたくない

保育園からずっと一緒で、一緒に登校をしていた友達とケンカしちゃって、ずっと口をきいてなくて。今は他のお友達と遊んでるから楽しいけど、(ケンカしちゃった子の)ママ同士も仲がいいし、話したくない。他のことを話すと言っちゃいそうだから、今はママとあんまり学校のことは話したくないです。〔Aちゃん、8歳〕

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▽シンプルに面倒くさい

話したくない、聞かれたくないとかじゃなくて、普通に「どう答えたらいいか考えるのが面倒。今はそれよりカードゲームしたい」とか「プリントないの?と聞かれたけど、つい忘れちゃった」とかそういう感じです。聞いてくるママが嫌だ、とか、ぜんぜんそういうんじゃない。でも、「なんでそんな答えしかしないの」「もっとちゃんと答えなさい」とか言ってくるのは嫌です。〔Sくん、11歳〕

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▽ママはすぐに「でも」っていうから…

話してたときもあったけど、「でもそれは違う考えもあるんじゃないの」とか「でも、自分も悪かったんじゃない?」とか、すぐに「でも」っていってくるから、なんとなく話したくなくなっちゃいました。聞かれたらなんとなーく答えるようにはしてるけど。〔Mちゃん、10歳〕

なかなか話してくれない子どもへの対処法

▽子どもにグイグイ聞いちゃう!

普段自分からはほとんど話してこない長男。でも、夕飯時は主人とは共通の趣味(プラモデル)で話が盛り上がるんです。そのときにちょっと話に入り込んで、ついでにグイグイその日のことなどを聞いています。話が盛り上がって機嫌もいいので、割といろいろ答えてくれますね。

今は反抗期もありますが、私がついいろいろと詰問口調で聞いちゃってたのが嫌だったのかもしれません。今は、ご飯時に主人がいるときが唯一「聞くチャンス」になっています。〔Tさん、子ども12歳、5歳〕

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▽子どもが好きなことをちゃんと知ってから

3年生になったくらいから、徐々に話さなくなった娘。一度、「なんでぜんぜん話してくれないの?」と言ったら、「ママってさ、私が好きなアイドルの話してもぜんぜん聞いてくれないし、興味もないじゃん。なんかあんまり話したくない」と。ショックだったし、そのときは思わず「それとこれとは関係ないでしょ」と言ってしまいましたが、あとからハッとしました。まずは、娘の好きなことをちゃんと聞いて、自由に話させてあげようと。

こっそりアイドルの勉強(?)をして、「あの曲いいよね」「グループの中で、ママはこの人が推しメンかな」と話題を振ってみました。最初は「なんだ急に?」という顔をしていましたが(笑)、そのうち「友達のダレソレちゃんも好きでね、今日はさ…」という感じで少しずつ話すようになってくれました。

子どもが何に興味があって何が好きか、その好きなものを知ることは、話を引き出すために必要なことだったんだと改めて感じましたね。〔Sさん、子ども9歳〕

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▽聞く雰囲気でもなく、見守っています…

何か聞こうと声をかけると「なに?」とものすごく面倒くさそうな顔をする娘。「何か困ってることとかある?」と言っても、「え?別にないけど。なんで?」と返されるし、楽しそうに登校しているし、1人のときは鼻歌を歌って上機嫌だったりするので、今はほとんど何も聞かずにいます。

「プリントとかあったら出してよ」くらいは言っていますが、なんだか切ないですね。ほかのママから「ウチもなーんにも話してこないわよ」なんて聞くと、ちょっとホッとします。〔Kさん、子ども11歳〕

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子どもが話してくれない理由は、親が思っているほど深刻でも複雑でもない場合が多いようです。「なんとなく面倒くさい…」「なんか言おうと思ってたけど忘れてた」そんな程度のこと。

一方で、子どもの様子がいつもより変だな、あまり笑わなくなった、昨日まで話していたのに突然話さなくなった、など「おかしいな」と思い当たる節がある場合は、親が何か行動を起こした方がいい場合もあります。

ママ同士で繋がっておくのも大切かもしれません。案外そこから上がってくる情報は正確で重要なことが潜んでいたりするもの。

あんなに「ママ、ママ」言っていたわが子が何も話してくれなくなるのは寂しく切ないですよね。めげずにグイグイ聞くのもひとつの手ですが、子どもの目線に立って聞き方を工夫する、あるいは「小さな子どもにだって事情はあるんだ」と腹をくくるなど、長い目で見守っていくことも大切。たくさん話してくれる日、そして酒を片手に語り合える日が必ずやってきます。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)