まいど!シネマコミュニケーターを目指し関西を拠点に活動している“ぴかるんば”こと、きのせひかるです。

《キネマの妖精ぴかるんば》記念すべき(?)第一回目にご紹介する作品は、阪神タイガースの公式ドキュメンタリー映画『阪神タイガース THE MOVIE 〜猛虎神話集〜』

さっそく出たよ、関西感!サンテレビ感!近畿圏以外の方のために説明すると、サンテレビとは神戸に本拠地を置くテレビ局で、一に阪神タイガース、二に阪神タイガース、三、四、に釣りやゴルフが入り、五はやっぱり阪神タイガース、と、阪神タイガース熱烈応援テレビ局なのだ!私が出演させていただいている番組『サンぷん!』は、タイガース戦の生中継の直後に放送しているので、プロ野球シーズンとそうでない時期では、視聴率にも差があるらしい。(不甲斐ない…) 他のテレビ局であれば、試合が終わっていなくともある程度の時間で中継を切り上げるところを、サンテレビは必ず最後まで放送してくれるあたり、ファンから支持される所以だろう。

そんなテレビ局にお世話になっていながら、ここで懺悔。すみません、私、阪神タイガース、あまり知らないんです…。これまでの人生で、自らプロ野球を追うことはして来なかったので、生活の中で意識する機会といえば、「阪神負けたわ…」と肩を落として嘆く父の言葉くらいなもん。(日常でそんな呟きを耳にする時点で、やっぱり関西だな、とは思う。) だから、てっきり阪神は弱小チームなのだと思っていた。勝ったらファンはつい川に飛び込んでしまうほど勝つ事が稀有なチームなのだと。

しかし、この映画を観て一転。阪神、めちゃめちゃ強いやないかー!ほんでめちゃめちゃドラマチックやないかー!そうか、だからこんなに多くのファンがついているのか!だから父は、このチームの勝敗によって翌朝の機嫌がちがったのか!だから人は、このチームを応援したくなるのか…!なにもかも合点がいった。

特に印象に残っているのは、桧山選手の引退試合。その伝説的な幕引きは当時もそうとう話題になっていたので私もなんとなくは知っていたが、これはアカンわ。ファンじゃなくても泣くわ。上映終了後、一番に彼の経歴を調べたもんな。決して順風満帆とは言えなかった野球人生。しかし、ピンチを幾度となくチャンスに変えてきた男。あぁ、どうして辞めてしまうの、もっと見たかったよ、代打の神様ぁぁぁ〜!と、7年越しにファンになってしまったよ。これをリアルタイムで見られた方がうらやましい。

また、この映画、過去の栄光ばかりでなく、現在のチームづくりについても語られている。矢野監督は、ゆとり世代の指導者の鏡だな。きっとご自身の時代は今よりずっと厳しくシゴかれていたに違いないのに、今の若い選手に対してあんなにおおらかに、にこやかに、接しておられるなんて。ここでもまた、涙が溢れたよ…。私、矢野監督と、矢野監督率いる若虎たちを応援する!矢野ガッツ!!!

と、気付けばすっかり阪神タイガースの虜になっていた私。結論「阪神タイガースのドキュメンタリー映画を、阪神タイガースファン以外が観たら。阪神タイガースファンになる!!!」

『TIGERS THE MOVIE』は、今週末2月14日(金)から2週間限定公開。いな、プレイボール!初日に行くと、デイリースポーツがまとめた号外がもらえるそうよ♪

◆きのせひかる 映画とバイクをこよなく愛するタレント、コラムニスト。サンテレビの情報ミニ番組『サンぷん!』バイク情報番組『Like a wind』に出演中。日本アカデミー賞協会に所属し、年間150作を超える映画を劇場で鑑賞。数多くの舞台挨拶で司会を務めている。ハッピーエンド至上主義。