あったかそうな「お母さん」の脇の下からピョコっと黄色い頭が。と思ったら、お尻の羽の下からも?最近いろんなところに登場しているヒヨコさんですが、ネット上では白黒のゴマ柄の「お母さん」の羽の下から顔を出すヒヨコさんのほほえましい姿が映った写真が「かわいい」「天むすかと思った」と癒し効果を振りまいています。

 え〜いお茶(@niwatori3wa)さんが23日に「脇から顔生えてる」と投稿したツイートには、これまでに8300件以上のリツイートと2.5万いいねが寄せられています。

 にしても、かつて露店で色とりどりのヒヨコが売られていた時代からン10年、動物虐待と批判されたヒヨコ売りは姿を消し、鳴き声がうるさいと学校でも飼育するところが減っていると聞くのに、ペットとして部屋の中で飼われていたなんて…。お話を聞いてみました。

 ―いつからニワトリを飼っているんですか?

 「2年前の夏に里親募集していた黒いチャボを1羽引き取って飼い始めたのが最初です。昔から鶏が好きで飼いたいと思っていたので良いきっかけでした。その後白チャボと白黒のゴマ模様の碁石チャボを飼ったのですが、白チャボさんは旅立ってしまいました」

 ―ヒヨコさんは黒チャボさんと碁石チャボさんの子どもなんですか?

 「いえ、このヒヨコさん『ブーちゃん』はチャボではなくボリスブラウンという種で、ホームセンターで購入しました。生まれた日の記載はありませんでしたが、今は生後1週間ほどだと思います。ちなみに、家にいる鶏さんは3羽とも全部メスです」

 ―えっ!他ニワトリ?

 「親代わりになっている碁石チャボのあやちゃんが無精卵を温めていたので、卵とヒヨコさんを入れ替え、育ててもらうことにしたんです。すっかり母子で、暖かい部屋ではお母さんの羽から出てまねをしているときもあれば、羽根の下にいることも。じゅうたんで『砂浴び』をするんですが、その部屋は少しだけ冷えるのでお母さんのお腹に入りたがりますね。

 ―我が子じゃないのに…母性愛が強いんですね。

 「採卵用のニワトリさんと比べるとチャボは母性本能が強いと思います。抱卵している時期に近づくとめちゃくちゃ怒ります。でも、ブーちゃんは大きくなる種類なので、お母さんのお腹にもぐれなくなる日もすぐ来てしまうと思います」

 ―それは切ない…。ところでニワトリの魅力ってどんなところでしょう?産みたて卵も食べられそうですが…

 「それが、採卵用の鶏さんと違って、チャボは卵を産まない時期もけっこうあるので、産んでくれたら食べますが、たいてい卵は買ってます(笑)。ニワトリは3歩歩けば忘れると言われることもありますが、全然そんなことはなく、色んなことを覚えてくれますし、それぞれに好みやこだわりがあり、主張もけっこうあります。飼ってみると他のペットと同じように本当に可愛いです。鳥なのでトイレは覚えませんが、ニワトリ用のオムツを作って販売してくださっている方がいて、履かせて室内で飼育している方もいますよ」

 ―最後に、一言。

 「ペットとして浸透するのはなかなか難しいかもしれませんが、意外とツイッターでは飼っている方も見かけます。今回、色んな方に鶏さんとひよこさんを見てもらえて嬉しいです」

とのことでした。

 2000年に小型のペット用ニワトリ「プチコッコ」を誕生させた高知県の畜産試験場によると「ニワトリ好きな人は常に一定数おられます」とか。プチコッコも時折テレビで紹介されるたび100羽以上のヒナの注文が殺到するほか、例年数十羽の予約が入っているといいます。雄は気性が荒くよく鳴きますが、メスはおとなしいといい、プチコッコも「人なつっこくて性格も温和。身体が小さいので声も小さい」んだそうです。

 確かに、え〜いお茶さんのツイートを見ていても、チャボさんたちは人の服に潜り込んでウトウトしたり、エサを取られたとアピールしたり…。ニワトリって意外と人間ぽいんですね。

(まいどなニュース・広畑 千春)