真冬に別荘地に捨てられていた4匹の子猫たち。たまたま保護活動をしている人が発見、保護して里親を探した。先住猫を2匹、犬を1匹飼っている人が捨てられていた4匹のうちの2匹の里親になったが、先住猫がごはんを食べなくなって拒絶した。

別荘地に捨てられていた子猫

2019年1月、山梨県小淵沢の別荘地で、雪の中、子猫4匹ダンボール箱に入れて捨てられていた。兄弟猫のようだった。たまたま犬や猫の保護サークルのボランティアの別荘が小淵沢にあったので子猫たちを発見。都内の自宅に連れ帰り、みんなで世話をして里親を探したという。ボランティアのインスタグラムでも里親を募集した。 

神奈川県に住む松根さんは、そのボランティアのブログをフォローしていた。ブログには、白血病になった愛猫の闘病生活が綴られていたのだが、大変な時なのに感情に流されず書かれていて好感が持てた。

ブログをフォローしていたので、インスタの里親募集の投稿も目にして、里親になることを希望した。

余裕があるなら保護猫を迎えよう

松根さんは、てとちゃんとけんしろうくん、2匹のシニア猫を飼っていたのだが、万が一猫が亡くなったらと思うと心配になった。ペットロスにならないように子猫を探していたところ、投稿を見たのだという。犬を飼っているので、成猫より子猫のほうがなじみやすいと考えた。

「先代の犬、プッチを亡くした時に猫のけんしろうがいたから救われたので、もう1匹猫がいたらいいなと思ったのです。動物がいっぱいいると寂しくないし、余裕があるなら保護猫の里親になりたいという気持もありました」

松根さんは、インスタのダイレクトメッセージで、ものすごく長いアンケートに答えた。書くだけで3時間くらいかかったという。

2019年1月、ボランティアの家に行き、インスタで見たラオウくんとジジくんに会ってみた。生後半年くらいになっていた。

「実際に会ってみると可愛らしくて、ジジが近寄ってきてくれなかったのですが、多少の人見知りは全然気になりませんでした」

先住猫が新入り猫を拒否

ラオウくんとジジくんは、2月に松根さんのところにやってきた。ラオウくん、ジジくんは平気だったが、先住猫のてとちゃんがごはんを食べなくなってしまった。

「てとは末っ子で女王様気質なので、余計なものを連れて来て、自分が一番じゃなくなる気がしたようです。けんしろうもごはんを食べなくなり、私も食欲がなくなりました」

松根さんは、2匹を迎えたことは間違いだったのではないかと考えた。インスタでつながった友達や周囲の人に相談すると、2カ月くらい経ったらなじんでくると言われ、しばらく様子を見たのだが、4匹の猫は次第に心を許したようで、一緒に寝られるまでになったという。

4匹の猫と1匹の犬に囲まれて暮らす松根さん。

「この子たちがいないと主人との会話がなかったと思います。動物は邪気がなくていいですね。見ているだけで癒されます」と言う。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)