これは私が経験した、怖いママ友トラブルです。シングルマザーの私は、近所のママ友からの色々な手助けを借りつつ、楽しく2人の子供と暮らしていました。そんなある日、ママ友の知り合いであるC子さんと出会いました。

C子さんは小学校2年生の子供を持つママであり、会ったその日からラインの交換を求められました。私は初対面なのになぜだろうと疑問を持ちつつ、C子さんとライン交換をしました。

ラインでの会話は始めこそ世間話でしたが、ある日

「悩んでいることがあるから話を聞いてほしい」

と相談を持ちかけられます。その内容は、学校でC子さんの子供であるユミちゃんがいじめられている、というものでした。

私が元保育士であることを知っているC子さんは、

「こんなとき先生だったらどういう態度を取る?」

といった質問をたくさんしてきました。私は微力ながらその質問に対しせっせと返していました。子供がいじめられているという内容も残酷なものであったため、心底C子さんに同情したのです。

しかしC子さんからの相談は「とにかく先生が信じられない」という内容が多かったのです。なかでも印象的だったのは

「登校時に子供がいじめられているのに、先生が送り迎えしてくれない」

と送ってきたことです。さすがにいじめられてるとはいえ、先生が登下校の送迎をするのは間違っているのではないかと思い、やんわりとそのことを伝えました。

すると後日、C子さんは子供の登下校の送迎を自分でするようになりました。子供に対し、一緒に友達と登下校するのを禁止し、朝も帰りもC子さんが子供と一緒に歩くようになったのです。

それで一件落着すると思いきや、C子さんからのいじめ相談は止まりません。

「ユミが学校で教科書を隠された」

「トイレで殴られた」

など、過激ないじめの内容がラインにはたくさん書かれていました。

そこまで過激ないじめが存在するのか疑問に思った私は、C子さんを紹介してくれたママ友達に聞いてみます。するとその友達は困ったようにこう言ったのです。

「実はユミちゃんは嘘つきで有名なの。この前もうちの息子がユミちゃんに対し殴ったというんだけれど、息子に何度確認してもそんな事実はないと言われてしまって…家だけでなく、多くの子供がユミちゃんに嘘をつかれたと困っているみたい。でもC子さんはそれを嘘だと信じず全部鵜呑みにして、学校に毎日クレーム電話をかけているのよ」

 この話を聞いた私は、もう何を信じたら良いのか分からず、なんとなくC子さんとの連絡を減らし始めました。すると後日、その態度に気づいたC子さんから

「あなたも私の話を聞いてくれなくなりましたね。これからは全て先生に相談します」

と連絡が入りました。

それからというもの、C子さんは子供を学校に迎えに行くついでに職員室に寄り、先生と話すようになりました。毎日やってくるC子さんに段々恐怖を感じた先生は、1学期を最後に休職してしまったそうです。

しかも、友人によれば、先生を休職に追い込んだのはこれが最初ではないそうです。ユミちゃんが通っていた幼稚園でも「娘がいじめられているのに対応してくれない!」と散々文句を言った挙句、担任の先生を辞めさせたという恐ろしい逸話があったのです。

ユミちゃんが本当にいじめられていたのか、真相は分かりません。しかし、過剰にいじめに対して反応するお母さんを見て育ったユミちゃんは、知らず知らずのうちに

「私がいじめられたと言えばお母さんは心配してくれる」

という知恵がついてしまった可能性があります。

来年我が子はゆみちゃんと同じ小学校に入ります。学年が違うとはいえ、先生を休職へと追い込む恐ろしい親子には、関わらないよう注意しようと思います。

(まいどなニュース特約・島田 志麻)