現在発売中の週刊朝日2020年7月3日号の表紙デザインが「良くも悪くもすごいインパクトだ」と注目を集めている。アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルシリーズ「ガンプラ」の40周年を記念した特集にちなみ、初代ガンプラのパッケージをそのまま使用したか大胆なレイアウト。「意味がわからない」「どうかしてる」「すごすぎ」など、ネットでは驚きや戸惑いの声が上がっている。

表紙から9ページのガンプラ特集号。グラビアではジオングやドム、ガンキャノン、ゲルググなど、往年のガンプラが登場しているほか、草創期にプロモデラー「川口名人」として活躍し、85年にバンダイに入社した川口克己さんへのインタビューなどを通じて、ガンプラの歴史と魅力に迫っている。

表紙の絵はガンダムとシャア専用ザクのガンプラのパッケージ。それにしても、どん!どん!と箱がただふたつ並んでいるだけのようにも見える、あまりにも武骨かつインパクトのあるデザインは、どのように生まれたのだろうか。

編集長の森下香枝さんによると、ガンプラ40周年を記念して表紙とグラビアを連動させた企画を考えていたが、コロナ禍の影響で当初予定していた取材が難航。表紙のデザイン案も再考を迫られ、一時はガンダムのキャラクターデザインなどを担当した安彦良和さんにイラストを描き下ろしてもらうことも候補に挙がった。しかしこれは4年前のガンダム特集ですでに実践済みのアイデアだったため、今回はいっそ「ガンプラそのもの」を前面に押し出すことに決めたという。

「ガンプラの箱そのまま、というある意味で大胆なデザインですが、ガンプラが誕生した頃の“昭和感”を表紙で再現してみました」と森下さん。実際に編集部内では、かつてガンプラで遊んだ世代が「懐かしい」と大盛り上がりだったという。

ただこの号が実際に発売されると、好意的な声だけでなく、中には「ガンプラの箱そのまま」というアイデアへの苦言や、「なんだこれ」などのややネガティブな意見もちらほら。森下さんは「表紙そのものへの反響は思っていた以上でした」と振り返り、「読者の皆さんからは『懐かしさを感じられてよかった』『読み物も楽しかった』とのお便りをいただいています。賛否はありましたが、結果的に多くの人に届けることができたのではないでしょうか」と手応えを語る。

2020年7月3日号は373円(税別)。

(まいどなニュース・黒川 裕生)